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どう向き合う? がん“代替療法”

吉島公園の桜、木によっては満開です。
きれいです。
昨夜もいくつかのグループが花見宴会をしていました。
ただ、
当方はちょっと用心しています。
黄砂が少し飛んでいるような気がしています。

NHK総合テレビ 追跡! A to Z にて
どう向き合う? がん“代替療法”
が放映されました。
タレントの山田邦子さんも乳がん体験者として出演されていました。
2010年 3月20日 土曜 午後10時〜でした。
(私は最初の部分は見逃しました)
NHKが代替療法、ニセ医学について取り上げたのは
画期的なことだと思いました。

再放送の予定は書かれていません。
希望が多ければ再放送もあると思いますので
ぜひ御意見を番組にお寄せください。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100320.html

私どもは当ブログでニセ医学問題の紹介を続けています。
がんや難病の患者をカモにしよう、と
ニセ科学・ニセ医学が 常に狙っています。

標準的治療を離れたものを代替医療と呼びますが、
なかには非常にインチキなものがある、
そして標準的治療を受ける機会を失い、
結果として患者は手遅れになり死亡してしまうことがある、
ということが番組で取り上げられていました。

対策として、
たとえば
○○で末期××がんが治癒した!
という体験談は信用しないこと。
それは、体験談そのものが ねつ造された可能性があり、
実際に体験談をでっちあげて書くライター(作家)がいる、ということも
取材されていました。

代替療法 を受ける患者の6割は
担当医師に相談していないそうです。
もっと相談をすること、
悪質な業者はビシビシ取り締まること、
が 最低限必要なことだと思います。

しかし、医師の中には
代替医療を選ぶのは患者の勝手であり関知しない、
という態度の人もいるようです。
代替医療について、あまり良く知らない医師が多い、というのが
本当のところでしょう。

がんについて、
がん治療について、
がん代替療法について
御心配なこと、不明なことがあれば
当院を受診して御相談ください。
(がん無料相談電話 をやっているわけではないので
お電話での相談ではなく、
受診して診察を受け御相談ください。
話が長くなりそうであれば受診日時を電話でまず御予約ください。)

広島市役所の しだれ桜。満開です。
撮影している人も多かったです。
2010040213220000sidaresakura .jpg
★新型インフルエンザ情報
3月26日厚生労働省発表です。
サーベイランスシステムについて。
3月26日23時14分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100326-00000016-cbn-soci

2009A/H1の流行が終息してきたので
クラスターサーベイランスは休止。(廃止ではない、とのこと)
重症サーベイランスに移行する。
発熱外来システムなどは各都道府県で考えて下さい、と。

国の指示を待たず すでに自分で考えて行動している県あり(滋賀県など)、
県独自では判断できず国からの指示待ちの県もあり(多くの県)、
県職員の実力の差が今回の新型インフルエンザ騒動で
はっきり見えてきたようです。
きたるべき本番、H5N1新型インフルエンザにそなえ
県の担当者の実力アップを図らなければなりませんね。
もちろん県だけでなく市町村レベルでも。

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