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アレルギー性鼻炎の免疫療法

アレルギー性鼻炎・花粉症は、成人の4人に1人以上は患者がいて、国民病となってきました。
抗アレルギー薬も進歩しましたが、アレルギー反応を抑える「免疫療法」が 理論上は最も有効な治療となるはずです。
しかし、どこの医療機関でも安心して受けられる治療法ではありません。
新しいガイドラインが作られましたが、少し問題が指摘されています。

特集:アレルギー性鼻炎の新ガイドラインから
特異的免疫療法-ガイドライン記載上の問題点
アレルギーの臨床 2009年4月
日本医科大学 後藤穣先生

要点
免疫療法は専門家だけがおこなうのか、
非専門家にも実施できるように啓蒙するのか、
新ガイドラインでの免疫療法の部分は課題が多い。

ガイドラインというのは、非専門家や初心者にも一定レベルの医療ができるように設定されることが普通です。
免疫療法というのは、
・手順が非常に煩雑であること、
・時に重大なアレルギー反応をおこす危険性があること、から
専門家が実施すべき治療法であると考えられます。
しかし今回の新ガイドラインでは、まだ試験中の療法である「舌下免疫療法」も記載されています。
今の時点では、専門家の中のごくごく一部にしか必要がない情報です。
これはいったい誰を対象にしたガイドラインなのですか?
という指摘を受けています。

もし舌下免疫療法が実施可能になれば、
免疫療法が手軽に実施できるようになります(従来は注射でした)ので
希望される患者さんの数は非常に多くなると思われます。
でも、実用化はまだ先の話です。
実用化する日が近づいてきたので、予告編としてガイドラインで取り上げた、ということなのでしょうか??
もし実用化されれば、当院でも取り組む予定です。
期待して、もう少し待っていましょう。
(すでにアメリカでは、インフルエンザワクチンなど注射ではない舌下や鼻噴霧などの投与方法が実用となっています。)

ゴーヤの実は、熟してくると黄色になります。
こうなると、もう苦みはありません。
さらに完熟がすすむと、実が破裂します。
タネは赤く甘い粘膜のようなものに包まれています。
このタネは来年植えるのに使用します。
P1090833.JPG
新型インフルエンザH1N1情報
大きな動きはありません。

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