ブログ

グリル梵 ビーフヘレカツサンド

2018年12月4日  

雨が降ると、往診・訪問診療のときは大変です。
どうしても濡れて、体が冷えてしまうんですよね。
雨に濡れた格好で 患者さんの部屋にあがりこむ、ということも出来ませんしねー。
今日は患者さんに (先生の)手が冷たい、と言われてしまいました。
気をつけているつもりなんですけども。

さて、
当方は免疫の専門家であります。
とはいっても、最新の「分子免疫学」とか「遺伝子免疫学」ではなくて
その分野が大きく広がる直前の「細胞免疫」の 最終世代なんです。
しかも、リンパ球の研究ではなく、自然免疫系(マクロファージ)のほうの研究をおこなっていました。
免疫の流行の主流ではなく傍流と言えるでしょうか。
もうふた昔以上の、時代遅れの話なんですが、
それでも 一般の内科医よりは免疫には詳しいし、それなりの知識もあるし興味も持ち続けたいと思っています。
そこで内科学会のこの講演会は 行かねばなるまい!と。

日本内科学会学術集会
第46回 内科学の展望(大阪国際会議場)
内科医、general physicianに必要な免疫・炎症学update
要点(一番気になったところだけ)
癌の免疫治療は21世紀になって2つの大きな進展があった。
一つは ブレーキをはずす、という方向の 免疫チェックポイント治療。
PD-1などに代表されるものである。
しかし、これは夢の治療法、誰もが受けるべき治療法ではない。
たとえば 免疫を抑制しているT細胞にもPD-1が発現している場合には
抗PD-1治療をおこなえば 免疫抑制がさらに強くなってしまうことになる。
PD-1治療で、がん転移があっという間に進行してしまった例も知られてくるようになった。
PD-1治療は どういう人に適用すべき、どういう人には適用すべきではない、というのが
まだ明らかになっていない。

もう1つは癌を特異的に殺す細胞を増やす方法で、CAR T細胞療法と呼ばれる。
癌細胞に特異的な抗原を見つけ、それに対応する抗体を作ることができれば、
あとはその遺伝子をT細胞に組み込めば
癌細胞に特異的に反応するT細胞を作り出すことが出来る。
現在 CD19が発現している白血病に対し実用化されており
非常にすぐれた成績を出している。
日本でも近々認可される見込みである。
日本では多発性骨髄腫に特異的な抗原を見つけ出しており
数年内に臨床治験がはじまる可能性がある。
この分野は世界的な競争がおこなわれているところである。
***

CAR T細胞療法も、非常に高額な治療法になるそうです。
しかし、そこに至る手間ひまを考えると
超高額になってもやむをえないような感じです。

グリル梵 の ビーフヘレカツサンド
新大阪駅の、JR在来線側のショップ内にありました。
551蓬莱の店を探している時に発見。
一度食べたかったんですよ、うれしい。
P1090707.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です