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サッカー予選突破おめでとう

2010年06月25日  

サッカー日本代表、予選リーグ突破。すばらしい!
朝3時前には起きて観戦しました。
昔、釣りに行く時には午前3時半集合、なんていうのも
よくありました。
(最近は夜釣り専門です)
好きな事なら早起きも耐えられるのですよね、不思議なものです。

いつも、パスをつなぐサッカーというのを見てきましたが、
今回の本田や大久保のように、
ドリブルがうまくボールをキープできる選手というのが
とても重要なんだ、ということがよくわかりました。
ボールをキープし切り込んでいく中で倒されてフリーキックを得る。
それを決めるのも、すばらしい。

自分たちよりランキングが上のチームばかりのリーグで
2勝して突破は立派です。
決勝トーナメントでも1つは勝ちたいものですね。
FIFAランキングも上がるのではないでしょうか。

さて、
肺癌について、非常に重要な報告が出ました。
ニューイングランドジャーナルです。
手術適応のない進行非小細胞肺癌の生存期間が
従来の1年から2年半に延びた、という日本のデータです。
これをご紹介する前に、本日は現状について復習しておきます。

本日のお勉強
2002年の肺癌治療例の全国集計に関する報告
肺癌(日本肺癌学会誌) 2009年12月
肺癌登録合同委員会(日本肺癌学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器学会)
要点
初診が2002年であった原発性肺癌を登録し追跡した。
358施設から18552例が登録された。
平均年齢は67.1歳、男女比は2:1。
組織型は腺癌56.7、扁平上皮癌25.7、小細胞癌9.2%
臨床病期は1A期29.3% (以下、略) 3B期14.4%、 4期20.7%。
5年生存率は全組織で44.3%、小細胞癌で14.7、非小細胞癌で46.8%。
1A期では小細胞癌52.7、非小細胞癌で79.4%。
4期では小細胞癌3.8、非小細胞癌で5.8%。(他は略)

全国の主要病院が参加している、非常に大きなデータ、
信頼性の高い統計です。

肺癌は、治療が非常にやっかいな癌です。
小さい段階、早い段階で見つけることがむずかしく、
進行した状態では手術ができず長期生存は期待しにくくなります。
3B期・4期というのは進行しており手術の対象になりません。
これが合わせて35%ある、という結果です。
3人に1人は、肺癌を発見した段階で手術できる時期を過ぎているのです。
小細胞癌も基本的には手術の対象になりませんので、
合わせると、およそ2人に1人は手術になりません。

1A期というのは、
癌が小さく、リンパ節転移もない段階で発見されており、
手術すれば切除・治癒が期待できる最も早い段階です。
この段階に相当する胃癌であれば ほぼ全員が5年生存します。
しかし肺癌だと、この段階でも8割ほどの人しか5年生存が得られません。
胃癌にくらべ肺癌がいかに治療困難か、ということが
おわかりいただけると思います。

進行肺癌だと(3B期+4期の非小細胞肺癌)
平均生存期間は1年弱しかありません。
20年前と比べ、3ヶ月程度しか延びていなかったのです。
(平均生存期間については、明日引き続きお伝えします)

タバコをやめること、
検診をちゃんと受けること。
まずは、できることから 取り組んでいきましょう。

アクアセンター街のレストラン街にある五エ門。
お好み焼きの肉玉そば。
キャベツは大きくザク切り、麺は固焼きなのが特徴です。
ゴマもたっぷりかかっています。
http://www.aqa-hc.com/pc/floor/gourmet/goemon.html
P1120412.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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