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スプラウトを生で食べるな

2011年06月20日  

生肉ユッケでの病原性大腸菌O-157食中毒が問題になったばかりですが、
生肉を食べていない3歳児が死亡しています。
読売新聞 6月19日(日)21時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110619-00000577-yom-soci

肉以外にも感染源になりうる食品があります。
それは、スプラウト。

ドイツでは大規模な病原性大腸菌O-104感染がおこっており
現在 死者36名、感染者3300名以上、
腎機能の永続的廃絶(透析か腎移植が必要という意味)100名以上
になっています。
ヨーロッパでの出来事なので、日本国内ではあまり報道されていません。

ドイツ当局は、スプラウトが原因と断定し、
各種スプラウトを生で食べないよう勧奨を出したそうです。
Bean sprouts というので、モヤシ に相当でしょうか。
家庭でも、店でも、生で食べないように、と。
この情報は外岡立人先生の
新型および鳥インフルエンザ直近情報 徒然日記 に紹介されています。
http://panflu.world.coocan.jp/jyouhou/BIRDFLU/diary/index1.html

アメリカではFDA(食品医薬品局)が10年以上も前から
スプラウトは生で食べないよう勧告を出しているそうです。
外岡先生のまとめ 引用・転載自由だそうです。
http://panflu.world.coocan.jp/jyouhou/BIRDFLU/2011/Experts%20link%20sprouts%20to%20fatal%20illnessesUSA%20Today.pdf

日本では菅さんが厚生大臣のとき、
堺市で大規模なO-157事件がおこっています。
菅大臣が、カイワレを報道陣の前で食べてみせるパフォーマンスをしていましたね。
カイワレ大根もスプラウトの一種です。
日本ではカイワレが原因だったかどうか、うやむやになりましたが、
世界ではスプラウトに起因する食中毒事例の中で最大のものとして
報告に数えられています。
http://bites.ksu.edu/sites/default/files/Sprout%20associated%20outbreaks_0.pdf

我が家では、忙しい時の夕食の追加の一品として
ブロッコリースプラウトを刻んでシーチキンとマヨネーズであえたもの
が定番でした。
おいしいし、手軽だし、
子ども達にいろいろな栄養をとってもらおう、と思って。

でも、今後は生のスプラウトは食べないようにします。
FDAが生で食べないよう勧告していたのは知りませんでした。

何で読んだか忘れましたが、
もともと日本では最近まで生野菜を食べる習慣はなかったそうです。
肥料として畑にまいていたのが人糞だからです。
人糞には寄生虫がいて、野菜には寄生虫卵が付着しているのが当然だったんですね。

熱を加えれば大丈夫です。
熱を加えたときにスプラウトの栄養分がどうなるのか、を
知りたいところではありますね。

父の日に。
くぬぎ の長命草バウム&クッキー。
P1150381.JPG
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