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ドクターイオンはアウト(=ニセ医学)

2017年11月25日  

カープ優勝パレード、本日ですね。
行ける人はぜひ御参加ください。
当方は仕事中。
夕方のニュースでパレードの様子を見たいと思います。

昨夜は、佐伯地区医師会 内科会で講演でした。
勉強(宇宙医学)のお話は ほんの少しだけで
あとは 肩のこらない話でお楽しみいただけたんじゃないかと思います。
本年の講演は これで終わりです。
お招きいただき、ありがとうございました。

さて、ニセ医学記事です。
具体名を上げて
アウトな治療器を指摘する記事は珍しいです。
記事にあるように、厚生労働省が「アウトです」と明言することも珍しいことです。
それほど悪質、と考えてよい事例ということだと思います。
今回、アウトと明言されたのは、ドクターイオン。

元大臣も称賛!? 「何でも治る」治療器の社長、根拠論文は「ない」
With news 2017年11月24日
https://withnews.jp/article/f0171124001qq000000000000000W05x10701qq000016299A

機器については、薬機法違反です。
医師でない者が医業として施術をしていれば医師法違反です。
また、必要な医療を受ける機会を失わせることについては、医師法違反の可能性、です。
記事をお読みください。

***一部引用
薬機法と医師法を担当する厚生労働省に聞いてみました。
まずは薬機法。担当者に「何でも治る」と言うことは誇大広告にならないのか、と聞きました。
「本当にそう言っているとすれば、アウトです」

正直なところ、この手の取材で官公庁から、こんなにハッキリした答えを聞いたのは初めてで、驚きました。医療機器については、承認時に国に認められた効能効果を逸脱した広告をすれば誇大広告になるのですが、「何でも治る、はあり得ませんから」とのことでした。
***そのほか、記事をお読みください。

なお、
もしかしたら この件に対して
異議を言いたい方はおられるかもしれませんが、
それは当方ではなく 製造・販売元の社長か、厚生労働省あてにお願いいたします。

治療器の社長、正直ですね。
御自分の治療器・治療に根拠がないことを認めてしまっています。

最近の厚生労働省は、ニセ医学の摘発が積極的になっています。
たとえば、医師以外の人がtatooを彫るのは 医師法違反と摘発しています。
ニセ医学で貴重な時間や費用をムダにする人が 減ればいいですね。

昨日の講演は、演者である私も楽しいものでした。
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