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井上ひさし氏 タバコ病で死去

2010年04月11日  

肺癌というのは、タバコ病です。
また一人、惜しい人をタバコが奪っていきました。

井上ひさし氏は、とっても大好きな人の一人です。
ひょっこりひょうたん島・・・子どもの頃のテレビ。
中国新聞に連載された ドン松五郎の生活・・・高校生頃だったかな。
吉里吉里人・・・これは大学生の時。
などなど。

昨年10月に肺癌と診断され抗癌剤治療を受けていました。
生存期間はほぼ6ヶ月でした。
肺癌のきびしい現実が ここにあります。
4月11日7時56分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100411-00000027-san-soci

1日40本以上のヘビースモーカーだったそうです。
井上ひさし 喫煙 で検索してみました。
2次情報で申し訳ありませんが、信州大学 柴野均教授のブログを御紹介します。
http://shibano.exblog.jp/10564320/

このブログで紹介されている内容に
2点、大切な点がありました。

1:
自身も病名を知っており、来年春以降の仕事復帰を目指して、闘病しているという。
(昨年12月の記事です)

その「来年春」に亡くなられているわけです。
ヘビースモーカーの肺癌治療は、非常に厳しい。
なのに「仕事復帰を目指して闘病」というのは、どうしてだろう。
担当した医師は、本人にバラ色の情報しか与えていなかったのでしょうか。
「やり残した仕事を仕上げるための時間をかせぐ」というのが
学者や作家、芸術家については 妥当な治療目標設定だったろうに、と思います。
治癒や復帰を目指していると、それがかなわない場合には仕事が未完で終わり
悔いが残ることも多いのです。
井上ひさし氏、
やり残しの整理はできたのだろうか、
悔いは残っていないだろうか、と思います。

2:
公の席で「喫煙率が半減したのに、肺ガン患者は2.5倍になっている。喫煙と肺ガンは無関係だ。肺ガンが大都会で多いのは、大気汚染が原因だからだ」といった発言を繰り返していたようだ。井上ひさしのような人でも、喫煙を正当化しようとして、こんなことを言っていたとは。
(上記ブログより引用)

喫煙者は、
自分が喫煙を続けるために 変な理屈をつけて正当化しようとします。
言い訳ですね。
もっと
癌についての正しい情報を
タバコの害についての正しい情報を
国民すべてが常識として共有する時代にしなくてはいけない、と思いました。
そのためには
タバコ1箱1000円、というのは実現可能な案です。
1000円になればイヤでも健康について、タバコの害について
お金の使い方について
考えるきっかけになるでしょうから。

禁煙については
禁煙補助薬を使用するとよいです。
館ひろし さんも禁煙にチャレンジしています。
お医者さんといっしょに禁煙しよう!

禁煙治療には条件を満たせば健康保険が適用されます。
すぐ禁煙.jp
http://sugu-kinen.jp/index.html
もちろん当院でも禁煙治療に対応しています。
遠方にお住まいの方は、お近くの禁煙治療対応医療機関も検索できます。

江波山桜。江波山気象館の手前あたりにあります。大木です。
今週末で見頃も終わり。
江波山は花見でにぎわっていました。
江波山桜で同級生にバッタリ出会いました。
P1120066.JPG
★新型インフルエンザ情報
ベンチャー企業がインフルエンザワクチン製造に進出、というニュース。
4月10日15時0分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100410-00000016-khk-l05
ワクチンは巨大企業による世界競争がおこなわれているのが現状です。
日本標準とか、護送船団方式とかではダメな時代です。
ベンチャーが活躍できる場があるかどうか、
ちょっと疑問にも思いますが、
安い早い というワクチンであれば選択されるかもしれません。
(早いというのは、新型インフルが登場した場合にすぐ製造、投入ができる、という意味です)

なお、記事では
2012年には国へワクチン承認申請をする
と書いてあります。
臨床治験をおこなわなければいけませんので
ちょっとそれは無理なのではないでしょうか、
記事提供元の言うことをそのまま書いちゃダメですよ
というのが印象なのですが・・・。
それともワクチンは特例でもあるのかな?

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