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勤務医の過労死 吉島病院オープンカンファレンス

2009年04月12日 , 

4月9日 吉島病院オープンカンファレンスに出席してきました。

今回は、倉岡院長先生から現在の医療情勢をめぐる話でした。

昔は、病院の勤務医は 長時間病院にいて患者をみるのが
「 当たり前 」 と思われている時代もありました。
しかし、勤務医の過労死、過労自殺という事件が相次ぎ
勤務医の過労自殺が高率であることが明らかになってきました。
当直の次の日も通常勤務する 36時間連続勤務 といった
過酷な勤務状態に置かれていることも ようやく広く知られてきました。
実際私も 若い頃には2日連続 病院泊まり込み、ということも
珍しいことではありませんでした。

あなたは、当直あけの疲れ切った医師に診察してもらいたいですか?
睡眠不足の医師に手術してもらいたいですか?
そんな状況での診療は、事故のもとです。
患者さんを事故から守るためにも、
勤務医を過労死などから守るためにも、
病院トップ=院長=が、問題点をしっかり認識することが重要です。
しかし、院長レベルで具体的な発言や行動をされている方は少ない。
院長が患者や部下を守らないで、いったい誰が守るというのか。

倉岡院長は、発言し、行動しておられます。
日本の医療崩壊が食い止められるよう、エールをおくりたいと思います。

写真は 我が家のボタン。咲きました。
P1090131.JPG

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