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夏のパソコンは要注意

2011年08月10日  

暑さのためか、今度はパソコンが不調に。
昔から使用していて今ではネット閲覧専用機に格下げになっている
古い古いパソコンです。
古いものは熱処理が問題で、
暑い夏になるとダウンしやすくなります。
大学生のころは、コンピュータ室だけは24時間の冷暖房完備で
いつもそこに出入りしていたものです。
こまめにバックアップをとるなど対策をおこないましょう。

今年の春に購入したVAIOノートは
ほとんど熱を感じません。
これにはびっくりしました。
熱処理は非常に進歩しているのですね。

本日のお勉強は関節リウマチ

交通科学館で特別展をやっています。
こういう時の展示の定番、マツダ コスモスポーツ
いや~、カッコイイなあ。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

本日のお勉強
関節炎の鑑別:診断と治療の進歩 1.関節リウマチ
日本内科学会雑誌2010年10月号
慶應義塾大学リウマチ内科 竹内 勤 先生
要点
関節リウマチの診断検査・治療は著しい進歩をとげ、数年前の知識では通用しなくなっている。
2010年に、1987年リウマチ分類基準の改定作業がはじまった。
関節破壊を防ぐために、より早期から診断をおこない、メソトレキセートを中心とする治療を速やかに始めよう、というものである。

まずはリウマチかどうか、の新分類基準ですが
樹形図方式で診断していきます。
・腫脹関節数が0のときは まだリウマチとは診断できない。
・他の疾患の可能性がより高いか? がYESであれば まだリウマチとは診断できない。
・単純X線画像上に典型的なリウマチ骨びらんを認めるか?
→ YESならばリウマチと診断
→ NO ならばスコアリングをおこなう。

スコアリングについては
・腫脹または圧痛関節数
・血清学的検査 リウマチ反応と抗CCP抗体を測定します。
・滑膜炎の期間 6週間以上かどうか
・急性期反応  CRPか血沈を測定します
スコアが6以上であれば リウマチと診断していきます。

治療については
メソトレキセート単独で15-30%に臨床的寛解が得られる。
前治療抵抗性リウマチにおける臨床的寛解達成率は
生物学的製剤の種類によりますが 19-45%。
***

リウマチの治療で問題になるのは
生物学的製剤の値段の高さです。
高額医療費制度に該当する人がほとんどとなります。
そこをクリアする方法として
治験に参加する、という方法もあります。
治験に参加中は、検査にかかる費用は不要になります。
ただし、実薬ではなく偽薬(プラセボ)群に割り当てられる可能性はあります。
また、さまざまな条件に該当せず対象者に選ばれないこともあります。

関節の痛む方はリウマチ専門医に相談してみて下さい。

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