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家で死ぬには家族の死生観が重要

2014年09月21日 ,, 

カープ、福井で勝利、いいですね!
しかしカープが勝っても
巨人も阪神も勝ちますねー。
勝ち続けなければいけない状況です。
今日はマエケン。
応援しましょう!


昨夜は広島市医師会 夜間急病センターで勤務でした。
熱が高くて受診される方が多く、
熱に頭痛や関節痛をともなう人も多かったです。
明らかな扁桃炎の人をのぞいて
頭痛や関節痛を伴う人には念の為インフルエンザ検査をおこないましたが
全員陰性でした。
なにか別のウィルス性疾患なのでしょう。
みなさんの症状はそれぞれ違っていますので
何か一つの疾患が流行しているというわけでもないようです。
手洗い・咳エチケットを徹底してくださいね。



昨日午後は
在宅緩和ケア講演会 に 参加してきました。
講演:最高の一日、最良の最期
  ~在宅ホスピス医のみた命の輝き~
講師:ふじ内科クリニック 内藤いずみ先生
要点:
癌であっても
癌でなくても
最期を家ですごすことはでき、
最期を家でむかえることも出来ます。
家で死にたい、という希望はかなえることが出来るのです。
家で死にたい時に問題になるのは何でしょうか?

痛みでしょうか?
「先生、痛くないようにしてくれよ!」
とお願いされることも多いのですが、これは可能です。
痛みは実はあまり大きな問題となりません。


最大の問題は
「家族が自宅で死ぬことを受け入れること」
だそうです。

最期は家で迎えたい、
家で死にたい、
と思うならば
早い段階・元気な段階から、くりかえし何度も何度も
家族に自分の希望を伝えておくことが必要です。
本人の死生観だけではなく
家族の死生観も実際には大きく関わってきます。

そのためには
家族を家で看取って、よかった、
という体験をお持ちの方が
他の方々にその経験を語り、広めていかなければいけません。
ということでした。

当院でも
家での看取りを体験された御家族にお集まりいただき、
思いを聴かせていただく会を
来年に企画しており、現在準備中です。


もうひとつ。
施設に入所となった方でも
残りの人生が短くなって来れば
「家に帰りたい」と希望される方もあります。
当院でも施設から自宅に戻り、自宅で看取った方もあります。
内藤先生もそういう方を経験されているそうです。
施設に預けたから、もうこれで終わり、あとはお任せ、
ということではなく
これも御家族の死生観次第、ということになります。



東京からの帰り
メルヘン の サンドイッチ

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★新型インフルエンザ情報
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