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幼稚園餅つきでノロ食中毒154人

2010年01月26日 , 

東京での話です。 毎日jp
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100119ddm041040105000c.html
以下、記事の抜粋。
東京都は幼稚園の園児や家族、職員ら154人がノロウイルスによる食中毒にかかったと発表した。
餅つき会で参加者に配られた餅が原因とみられる。
園児や家族ら338人が参加した。
都は、餅つき会の参加者の手を介してノロウイルスが餅に付いたとみている。

毎年冬は嘔吐下痢症が流行します。
ノロウィルスやロタウィルスが代表ですが、
なかでもノロは大きな食中毒事件(患者数が多い)をおこしたり
施設・病院での集団発生の場合には高齢者の死亡につながったりします。
消毒アルコールが無効ですので、高齢者施設等での対策は非常にやっかいです。

診察室での問診では この時期はカキ等の生食や調理などについて聞きますが、
原因のはっきりしないことが多いのです。
餅が原因、という話は、私ははじめて聞いたような気がします。

つきたての餅を、手でまるめて、その場で食べたのでしょうかね。
できたての餅は、あたたかくておいしいですものね。
誰か下痢気味の人が無理して参加していたのかもしれません。
子どもたちにはとても楽しみなイベントでしょうから、
軽い症状であれば 餅つきに行く! と言うでしょうねえ。
300人ものイベントですから、スタッフであれば休めなかったでしょうしね。

こういう事件を防ぐためには
1:下痢気味の人は調理イベントには参加しない・させない
(体調が悪い人は参加せず、休んで家で安静にしているのが一番よい)
2:火を通さないものは食べない・食べさせない
(餅を持ち帰って、煮たり焼いたりして食べれば大丈夫だったでしょう)
3:そもそも嘔吐下痢症の時期には 調理イベントを企画しない

ということが大切だと思います。
どこに危険がひそんでいるか、ふだんから予知予測する訓練をしておきましょう。

写真はリーガロイヤルホテル 龍鳳のふかひれラーメン。
メニューには載っていない、いわゆる裏メニュー。
ふかひれ好きな人っていうのは、いろいろ考えるものですね、
私はふかひれを食べたいとは思いませんので どうでもいいメニューですが。
(私が食べたのは担々麺セットと酢豚と麻婆豆腐。
とてもおいしい。これだけ食べれば当然満腹・・・って食べ過ぎでしょう!)
P1110659.JPG
★新型インフルエンザ情報
輸入新型ワクチン、解約交渉のテーブルに
Yahooニュース 1月25日21時18分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100125-00000012-cbn-soci
長妻昭厚生労働相は1月25日の衆院厚生労働委員会で、新型インフルエンザの輸入ワクチンは余る公算が大きいとして、現在メーカー2社と「解約交渉のテーブルについている状況」にあると述べた。

どの程度解約を認めてくれるか、
ひたすらお願いするしかない状況です。
解約する量と解約料(違約金)が焦点でしょうか。
なにしろ輸入ワクチンの契約は1100億円強ですので、
交渉に期待したいと思います。

ちなみに輸入契約は6月、舛添大臣の時で、
この契約に長妻大臣の直接の責任はありません。
ですから自民党も強くは追求できない、という構図になっています。

6月時点では
「新型だ!」、「ワクチンが間に合わない!」と大騒動でしたし、
あの時点ではワクチンは2回接種が必要と考えられていたので
国民のため少しでも多くのワクチンを確保しなければ、という危機感で、
この数量の契約はしかたのない状況だったと思います。

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