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施設入所後も担当医は選べる、かも

2013年09月16日  

カープ、昨日はお祭りでしたね。
スタジアムに行った人は楽しかったことでしょう。
この調子で今日も勝ちたいところです。
前中日監督の落合さんが夜のスポーツニュースの解説で
5位横浜まではまだCSのチャンスがある、
まだこの3チームでどこが有利とは言い切れない、
と言っていました。
横浜はもうきびしいと思うんですけどね。
カープはマエケンというエースを軸に
先発陣がそろっているので有利だが
中日は、岩瀬・浅尾がそろってきているので
先発陣はそこそこの働きで十分戦っていける、と。
今後は、全試合を勝ちに行くのではなく(それは無理)、
どの試合は負けてもいい、という見極めが
大切になるのだそうです。
さすが、名監督は違いますね。

さて、
少し遅くなりましたが
朝日新聞に出ていた記事の解説その2です。

「患者、金づるか」 紹介ビジネス、過剰診療の恐れ
朝日新聞デジタル2013年8月25日
http://www.asahi.com/national/update/0825/TKY201308250031.html
一部引用
高齢者施設で暮らす患者は、施設が薦める医師の診察を受けることが多い。患者紹介ビジネスに組み込まれて「売買」されていても、気づいていない人がほとんどだ。そればかりか、過剰な診療を受けたり、診療水準が落ちたりする恐れもある。

高齢患者紹介ビジネス横行
「施設に入ると医者は決まっていました。お願いするしかありませんでした」。
茨城県にある有料老人ホームに入所していた女性(82)の長女(55)は、3カ月前を振り返る。

NPO法人高齢社会をよくする女性の会・樋口恵子理事長は「高齢者や病人の人身売買だ。体が弱っていく時期に、営利だけを追求する人々の利権によって食い物にされるのかと思うと許せない」と憤る。
***

施設の入所者は、医療機関を自由に選べないのか、
医師は決まっている・決められているのか、
という点がポイントのようですので、解説します。

施設によっては、医師が決まっているところがあります。
「特別養護老人ホーム」では配置医師が決まっていて、
その医師が全責任を負うことになっています。
自分の専門分野以外の医療が必要であれば
他科の医師の往診を求めたりしますが、
その采配も含めて管理するのは配置医師の役目です。
「老健施設」では、常勤医師が決められています。
老健の入所者が他の医療機関の診察を受けるのは
原則として医療保険として認められていません。
(施設間で費用支払い方法等の取り決めが必要となります)

それ以外の、有料老人ホームやグループホームなどでは
担当する医療機関は法的に規定されたものではありません。
どの医療機関が患者を担当してもいいのです。
これまでのかかりつけ医に
引き続き入所後も担当してもらうことは可能なのです。
ただし
協力医療機関 というのを施設として決めておくことが
必要となっています。
ですから
入所時あるいは入所予約の段階の説明で
「全員○○医院に往診してもらうことになっています」
という説明は間違いで、
「とくにかかりつけ医が決まっていない場合には
協力機関の○○医院にお願いしますが、よろしいですか?」
という説明が正しいことになります。
「これまでのかかりつけ医に引き続きお願いしたいのですが」、
と患者・家族側が希望を出してもいいのです。

実際に私も
有料老人ホームやグループホームに入所した方で
引き続きかかりつけ医として担当させていただいている
ケースというのもあります。
経営母体が電力会社やガス会社などしっかりしている施設は
これまでのかかりつけ医の関与を認めてくれることが
多いようです。
しかし
入所申込と同時に、「紹介状を用意してもらってください」、
と かかりつけ医の関与を遮断する施設も多いです。
施設側からしてみると
Aさんの担当はJクリニック、
Bさんの担当はK医院、
Cさんの担当はL病院、
というようにバラバラでは
面倒だし効率は悪いですね。
入所者全員が同じ医療機関のほうが管理は簡単です。

つまり
入所者御本人のことを第一に思っている施設か、
施設の運用の効率を第一に思っている施設か、
そこで施設の本音がチラリ出ているのだ、ということです。
良い施設かどうかの判断の目安になるかもしれません。

施設では医師は決められていました、
なんてあきらめずに
入所後も従来のかかりつけ医にお願いしたいのですが、
と希望を告げてみて下さい。
案外あっさりとOKが出るかもしれませんよ。

たかの橋の台湾料理 珍味。
食べログ
http://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34016129/
担担麺。おいしいが、麺が少し多いかも?
P1040323.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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