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治療可能な認知症であっても・・・

2019年05月30日  

昨日、一昨日は雨の影響で少し涼しかったですね。
今日はまた気温が高い予報です。
熱中症に用心しましょう。
冷房を入れ、水分をこまめに飲みましょう。

カープ、昨日は逆転勝ちでした、いいですね!
大瀬良投手、4番鈴木選手すばらしい。
タイガースが2位、巨人が3位になりました。
今週末はタイガース戦ですね、楽しみです。
その前に、今日は山口投手です、応援しましょう!

さて、
昨日は 荒木脳神経外科病院オープンカンファレンスに出席してきました。
特発性正常圧水頭症の診断と治療
講演1:治療成績とTreatable Dementiaを考える
講師:荒木脳神経外科病院 渋川正顕 先生
講演2:認知症一般と水頭症を疑う症状とは
講師:井門ゆかりクリニック 井門ゆかり 先生
要点
治療可能な、手術で改善する認知症というのがある。
正常圧水頭症もその一つ。
特徴的な症状は 認知症、歩行障害、尿失禁 の3つであるが、
3つが全てそろっている人は約6割くらいである。
小刻み歩行であるが、パーキンソン病の小刻み歩行に比べると
足を開いた小刻み歩行であることが多い。

確かに治療で改善は期待できる。
ただし、歩行状態は改善しやすいが、認知症はあまり改善しない場合がある。
「歩き回る認知症」というのは 家族の負担が非常に重くなってしまう。
そうなると
こんなことなら 治療してもらわなかったほうがよかった、
ということにも なりかねない。

治療を受けるかどうか、というのは
よくよく相談してからにしたほうがよい。
***

認知症に関しては
「何でも治療したほうがよい」、とは言い切れない世界です。
診断をつけるところまでは 全員やってもよいとは思いますが
そこから先、治療については 慎重な判断・話し合いが必要です。
治療可能な認知症であっても、
治療を受けたほうがよい、とは 限らないようです。
奥が深いです。

 

いただきもののお茶です。
仙台バージョンですね。

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