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漢方が保険診療から消える 署名のお願い

漢方が保険診療から消える 署名のお願い

11月11日(水)の行政刷新会議事業仕分け作業の結果、漢方・ビタミン・湿布薬を保険給付からはずすという財務省案にワーキング・グループ15名のうち11名が賛成しました。
藤井財務大臣は、行政刷新会議で決まった項目は復活折衝しない、と言っています。
(11月25日夜のテレビニュースによる)
つまり、この仕分け報告がそのまま上がれば、漢方薬は保険診療できないことになります。

癌の患者さんでは、「食欲不振」はよくみられる症状です。
私どもは、そういう時に漢方薬はよく使用しており、効果もあります。
抗癌剤治療による吐き気・食欲不振のときにも漢方はよく使用しています。
補剤と呼ばれる一群などから体型・病状等に合わせて選択して処方しています。
(六君子湯、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯など)
また癌による、あるいは抗癌剤によるシビレ・神経障害に効果のある漢方薬もあります。
(牛車腎気丸という漢方薬などです。)
癌でなくても、長引く咳、便秘、冷え性、不眠・不安などなど、漢方薬の出番がある患者はいます。

癌治療あるいは緩和ケアにとって、日常診療にとって、
漢方薬は重要な薬なのです。
なくてはならない薬なのです。

今、漢方薬が保険診療からはずされようとしています。
長妻大臣は漢方はずしに異議を唱えています。
長妻大臣を応援していく必要があります。

長妻厚労相が「漢方保険外」に異議
Yahooニュース 11月29日17時8分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000522-san-pol

漢方薬を保険診療からはずさないよう、日本東洋医学会などが署名活動をおこなっています。
ぜひご署名をお願いいたします。
署名は以下のホームページでできます、電子署名です。
署名は簡単です。医師でなくても誰でも署名できます。

またお知り合いの方にも署名をぜひお願いしてください。
よろしくお願い申し上げます。
http://www.tr-networks.org/usr/NPO-usr-504-064.html

携帯からも可能です。
http://bit.ly/kshomei

この署名についての情報は転送歓迎です。
署名提出は12月7日までです。
それまでに署名をぜひよろしくお願い申し上げます。

今週の花 カサブランカ(ピンク)、ドラセナ
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★新型インフルエンザ情報
昨日の新型ワクチン入荷見込み情報の続き

昨日は妊婦用ワクチンには触れませんでしたが、
1週間遅くなるスケジュール見込みです。
医療機関への納品は12月10日前後になると思われます。
妊婦の方々、もう少しお待ちください。

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