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緩和ケアのコツ

2010年09月24日 , 

昨日のブログで、タバコ1カートンの箱数を間違えていました。
1カートンは50箱、だと思い込んでいましたが
1カートンは10箱なんだそうです。
失礼いたしました。
100箱一度の買いだめ備蓄、という意味で読んでください。

9月16日、広島市民病院で開催された医療者がん研修会に参加しました。
講師:六甲病院緩和ケア科 安保博文 先生
演題:進行がん患者の緩和ケアのコツ
~面接・診断・治療のポイント~

豊富な経験をもとに、現場でしばしば問題になる点についてお話くださいました。
内容は上級向け。
WHO三段階ラダーや、WHO5原則はすでに知っていて実践している、
という前提のもとに
たとえば
WHO5原則の裏返し5原則
なんていうタイトルをつけて、
原則にとらわれずに一人一人に柔軟に対応することの重要性を
強調されていました。
(原則を身につけていない初心者が聞いたらちんぷんかんぷんの講演だったかもしれません)

たとえば
オピオイド(麻薬)はできるだけ口から飲む
というのが基本原則ですが、
せん妄が出て入院したような場合には
経口をやめ持続点滴にしていけばオピオイド使用量そのものは減らすことができ
その結果せん妄から早期に離脱することが期待できる。
だから入院の場合には原則にとらわれる必要は全くない。
入院と同時に点滴に切り替えることもよくある、とのことでした。

市民病院での講演、ということで
入院患者を想定した内容が多くて、上記のようなコツの紹介になったものと思います。

在宅にも少し触れられましたが、
要点は
在宅だと住み慣れた環境にあるのでせん妄は出にくい。
薬についても入院時にくらべ必要ないものが多くなり
在宅だと薬を少なくすることができる。
(不要と思われる薬は患者自身が飲まなくなる。)
そのため、薬に起因するせん妄もおこりにくい。
その結果せん妄対策としての点滴もあまり必要がなくなる。
ということはおっしゃいました。
(末期だから点滴はしない、という一律の方針である必要はなく
在宅での点滴はあくまで患者・家族の希望による相談で
とお話されました。)
在宅緩和ケアのメリットが多いことを
ぜひ多くの方に知っていただきたい、と思います。

配布された資料は非常に完成度が高く、示唆に富むもので
繰り返し読んでみようと思います。

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当院は今年も応募します。
昨年は優良賞を受賞しています。今年は参加賞ねらい。
ゴーヤはほぼ終わりで枯れかけ。
アサガオの花が毎日何十と咲いてくれています。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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