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老衰が死因1位

2017年05月22日  

カープ、勝てませんなあ。
この中日3連戦、スタメン起用に右左病が出ているし、
ペーニャを出し続けるのも不可解です。
私は外人野手は総じて評価低いのですが
ペーニャは2軍落ちでいいでしょう。
気持ちを切り替えて、来週ですね。
菊池選手の不調が心配ですね、無理させないほうがいいのかも。

昨日は
広島市中区地域保健対策協議会 主催
中区地域包括ケア推進フォーラム
テーマ
この街で最期まで安心して暮らすために
~私たちができること~
で シンポジストをつとめてきました。
御参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
時間が短かったので、ご要望があれば あらためて講演会もおこないます。
つぎに聞くべきお話しとして、
春日キスヨ先生の講演会の御案内も本日のブログの最後につけております。

引き続いて、国の死亡統計から。
これまで、市民対象・住民対象の講演会で
「90歳以上の高齢者の死因は、男性では肺炎が一番です」とお話しさせていただいてきました。
高齢者の肺炎というのは、死ぬ病気ですよ、
高齢者の肺炎は誤嚥性肺炎ですよ、
という内容に 講演は引き続いていきます。
裏付けデータとして
平成21年の厚生労働省 性別の死亡数・死亡順位 では
90歳以上、95歳以上、100歳以上において
男性の死因1位は肺炎でした。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html

ところが
厚生労働省 性別の死亡数・死亡順位 平成27年 でみると
肺炎が死因1位なのは 男性95-99歳 のみです。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/gaikyou27.pdf

男性でも、女性でも、超高齢者の死因1位は 老衰 となっています。

肺炎でなく老衰が死因1位になった。
これを どう解釈するか。

肺炎で死ぬ人が減った、治療が進歩した、
という見方は 賛成できません。
肺炎の治療・治療薬そのものは この何年も進歩していないのです。
高齢者の肺炎がよく治るようになった、とは実感としても思えません。

考えられるのは
「老衰」が死因として認められてきた、ということ。
以前は、
「死因に老衰や心不全とは書くな、何か死に至る疾患・原因があるはずだ、その病名を書け」
と習ってきました。
ところが
超高齢者が衰弱してきた場合など
嚥下が悪くなる、ゼロゼロ・ゴロゴロいって痰を喀出することも難しくなる。
その結果として、程度の差はあれ誤嚥、誤嚥性肺炎は 老化・老衰の一つの現象ではないか、
という見方が出来る、という考え方もされるようになってきたのです。

つまり
これまで「肺炎」と書かれていた死因の一部は
「老衰」の一症状と判断され
「死因 老衰」と書かれる時代、書ける時代になってきているのではないか。
これが私の推論であり、高齢者の現状を示しているものと思っています。

「死因として老衰と書かせていただこうと思います」、と言うと
喜ばれる御家族が多いです。
本人が寿命を生き切った、
そして家族は寿命を支え切った、という
みんなの満足につながっています。

道の駅ふの まるごと布野のアイス屋さん
アスパラほうれんそう
草っぽい感じは全くなく、むしろ物足りないくらい。
CIMG4995.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

【講演会のお知らせ】
アナタの老後天気図 晴れ or 雨?
我が国の長期福祉天気図は,『寒冷前線が居座る冬期の気圧配置』と予測しています。
アナタなりの備えを考えてみませんか…

在宅介護=住み慣れた自宅で,ヘルプを受けながらの老後って安心ネ
施設介護=大金払って入った終の棲家。ひとまず安心ネ
介護保険=ホントに高い保険料,でもイザという時の安心料よネ

と思っているアナタ,本当に安心ですか?
まずは,現状の介護保険がどのように変わっているのか,知ることから始めましょう。

日時:2017年6月18日(日)13:30~15:30
場所:エソール広島(広島市中区富士見町11-6)
講師:春日キスヨさん(高齢社会をよくする女性の会・広島代表)
参加費:無料
主催・問合先:特定非営利活動法人 ひろしま女性NPOセンター未来
チラシ
http://www.essor.or.jp/blog/files/00001/shared/2017/170618.pdf

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