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肺炎球菌ワクチン情報

2010年01月9日 ,, 

肺炎球菌ワクチン、これまで日本では成人は一生のうち1回しか接種してはいけない、とされてきました。
しかし世界では2回目の接種を容認しています。
私ども呼吸器内科医は、これまで
「5-10年経過すれば2回目を接種してよい」、
と患者さんには指導・説明してきましたが、
国内的には「世界水準だが非合法な」指導であったわけです。

今回ようやく2回目の肺炎球菌ワクチン接種も日本で認められることとなりました。
ようやく世界に追いついた、と言えます。

高齢者が亡くなられる疾患としては肺炎が多いです。
カゼやインフルエンザに引き続き肺炎になることも多いのです。
そのなかで最も多い細菌は「肺炎球菌」という菌です。
肺炎球菌にはワクチンがあります。
高齢者には肺炎球菌ワクチンをおすすめしています。
ワクチンは予約制、自費です。
ごく一部ですが保険が適用される疾患もあります。
当院を受診のうえ肺炎球菌ワクチンを御相談ください。

★現在 肺炎球菌ワクチン入荷しています。
御希望のかたはお問い合わせください。

酔心の鯛釜飯 のアップ。鯛がたくさんはいっています。
おこげもおいしい。
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★新型インフルエンザ情報
沖縄は再度感染拡大
12月27日の当ブログで、
沖縄の流行状況が再度上昇しつつある、ということを紹介しました。
1月8日に沖縄県が新着情報として発表したデータでは、
年末年始の集計で、8月下旬のピークを越える感染状況となっています。
http://www.pref.okinawa.jp/hukushihokenkikaku/files/influenza/influkeiho220107.pdf

定点あたりの報告数が第52 週(12/21 ~ 12/27)は43.40、
第53 週(12/28 ~ 1/3)は54.88 となりました。
その前は26.7でしたから、急増です。
これまでの最大のピークは8月下旬34週の46.3でしたから、
これを超えてしまっています。
保健所管区によっては定点あたり99.6なんていう地区もあります。
この数字は、「大流行」といえる状況です。

今回の感染者については
20歳代の若者が多いこと
小児では2回目の新型インフル感染が報告されている
(2回目の感染をPCR検査して新型と確定)
という情報は入っています。

沖縄だけの特別な現象なのか、
それとも今後全国で同じように次の感染拡大がおこるのか、
要注意です。
沖縄では集中治療室など地域医療連携の再確認作業もはじまったようです。

安心するのはまだ早い!

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