ブログ

肺癌の取り扱い規約が変わります

2010年10月6日 , 

他のチームの外国人助っ人は、よく打ちますなあ。
安打数、ホームラン数、打点。
それに比べてカープの助っ人は・・・。
カープの戦力を見ると、
外国人助っ人野手は必要がありません。
来年は助っ人は投手だけで十分戦えますよ。
来年も応援に行きましょう!

さて、
本日のお勉強は上級編。
2010年11月の最新版にて、
肺癌取り扱い規約が変わります。
今回改訂の特徴は、世界で統一された規約になる、ということです。
(世界統一されてなかった、というのがオドロキ)

たとえば
癌の大きさ(直径)による区分がかわります。
これまでは大きさ3cmをこえるかどうか、が問題で
小さければT1,大きければT2でした。
(癌については、TNM分類をおこないます)
今後は
T1a 2cm以下
T1b 2cmより大きく、3cm以下
T2a 3cmより大きく、5cm以下
T2b 5cmより大きく、7cm以下
T3  7cmより大きい
というように細かく分類されることとなり、
しかも、大きい癌はT2ではなくT3に分類されるようになります。

悪性胸水、悪性心嚢水についても、
これまではT4、 Stage3B だったものが
今後はM1a、 Stage4 になります。
(癌の進行度については病期分類=Stage分類=をおこないます)

これまでの分類と違ってきますので、
統計データをよむときには注意が必要となります。

治療の選択肢について本人・御家族に説明するときにも
これまでとは違った説明になることも予想されますが
新しい規約による統計データが出てくるのは少し先のことになります。

癌治療医にとって取り扱い規約を勉強するのは当然ですが、
緩和ケア医にとっても 生命予後(=寿命)を予測する情報の一つとして重要ですので
しっかり勉強しています。

むろか の 秋刀魚の焼きモノ、舞茸と肝のソース
と ライスコロッケ
sannma.jpg
★インフルエンザ情報
昨年度、インフルエンザのワクチン接種や診療で小児科が大混乱しました。
それを解消するために、
中学生のインフルエンザ診療を内科でも、
というように内科医会に小児科医会から協力依頼があり
当院でも中学生のワクチンや診療に協力してきました。

今年は小児科が大混雑する状況にありませんので
今年のワクチンは高校生以上に限らせていただきます。
中学生以下の方は小児科でお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です