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自宅で死ぬと警察が来る?

2010年07月18日  
緩和ケア薬剤師です。
このたび実家の父を自宅で看取った件の後日談。1.私の友人から
「自宅で亡くなると警察が来るんでしょう?」

ごめんなさい。
そんなことすら親友にもきちんと説明していなかった、私の伝える力の低さです。

自宅で倒れたときは、救急車を呼ぶことが多いです。
救急車を呼ぶということは、『救命してほしい』という意思のあらわれです。
病院では積極的な救命処置をおこなうことになります。
安らかな死、とは言えない状況となってしまいます。

救急車が来た時にすでに死亡していれば、警察が介入し『警察医による死体検案』となり、
そばにいた家族は加害者さながらの取り調べを受けるそうです。
たいていは数時間かかるそうです。
この場合は「死体検案書」となります。

癌末期で訪問診療がはいっていたケースでは、救急車を呼びません。
家族は亡くなる覚悟をしていますから、救急車ではなく 訪問診療担当医を呼びます。
入院しているときと同じように『主治医による死亡診断』がおこなわれます。
ですから、
訪問診療をしている末期の人が自宅で亡くなった場合には、警察は来ないのです。
取り調べを受けるようなこともありません。
折口内科医院では御家族の負担軽減のためにも「死亡診断書」をすぐ作成して、お渡しするようにしています。

2.保険証の返納
中区の後期高齢者は大手町平和ビル2階の広島市健康長寿課へ出向きます。
喪主は何枚か書類を書くようになります。
今回は担当者に「癌だったんですね、入院されていたのですか」と問われ
「いえ、ずっと自宅で訪問診療を受けて療養し、亡くなりました」と母が答えたところ、
「それは大変でしたね。在宅ですか・・・」と感心されました。
広島市においても、まだまだ在宅死は珍しいようです。

広瀬北町のイタリア料理 ラ・セッテ La Sette

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写真はメインの肉料理
P1120584.JPG
★新型インフルエンザ情報
福井でインフル患者が急増、流行指標超える
Yahooニュース 7月16日18時36分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100716-00000002-cbn-soci

福井県で患者急増しているそうです。
二番目は沖縄県。
遠く離れていますので、天候や気温などの問題、ではなさそうですね。
うがい手洗い、やっていますか?

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