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菌はどこから来たのか

2011年05月10日  

原発問題、食中毒問題、
つっこみたいニュースが続いています。

この菌はどこから来たのか?
なんていう人がいるようですが。

今回の菌は、病原性大腸菌です。
大腸菌ですよ、大腸菌。
どこにいるか、決まっているじゃありませんか。
牛の腸ですよ。もちろん牛の糞にもいます。

で、
この牛が、どのような手順を経て肉として流通していくのか、
そこを調べてみれば状況はよくわかるはずです。
ここに書くと食欲がなくなる人がでそうですから
あとは各自調べてください。

私は生肉のほかに、
生卵を子ども・妊婦・病人・高齢者に食べさせないよう
このブログで何度も取り上げてきました。
サルモネラによる食中毒はこわくて、死亡する人が毎年のように出るのですから。
鳥の場合には、
総排泄腔
というものがあります。
糞と卵と、「出るところ」は一緒なんですね。
ですから
鳥の卵というのは糞が付着して産み落とされます。
一定の比率で菌を持つ鳥がいて、
このため一定の比率で菌を持つ卵が産み落とされるわけです。
卵を割る時に、卵に菌が付いてしまうことは避けられませんので
生卵を食べると食中毒が生じるのは避けられないのです。

スーパーマーケットの卵パックの卵はきれいですね、
糞が付着した状態の卵を見ることはないでしょう。
これは一手間かかっているのです。
(洗浄、検卵などの過程を経ています。)
でも、目で見えないから、といっても菌はいる。
菌が見えるのは もやしもん の主人公くらいのものです。

肉にせよ卵にせよ
どういう処理を受けながら流通してくるのか
ということを知っておくことは必要だと思いますよ、
とくに子どもたちには教えるべきだと思います。
生きるためには食べることが基本中の基本ですから
食をブラックボックスにしてはいけない、と思うのです。

天下一品のチャーハン
おいしくなった、と緩和ケア薬剤師は言っていますが、さて。
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★インフルエンザ情報
広島県では4月28日以降は新しい集団感染の情報はないそうです。

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