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近くの病院がつぶれる時代に

2015年06月13日  

カープ、黒田投手さすがですね。
8回は約90球だったので、マウンドに立つのはいいですが
走者を出し、100球を超えた時点で交代、
かと思ってラジオ聞いておりました。
次回登板に疲れが残らねばいいですけれど。
今日はジョンソン投手です。
この数試合、制球がよくないので交代時期が問題ですね。
応援しましょう!

さて
昨日の中国新聞1面に出ていた記事です。
WEBに全文が出ている記事として茨城新聞にリンクしました。

病床15万〜20万削減へ
政府、25年の適正数推計
茨城新聞 2015年6月12日
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=CN2015061101001693.1.N.20150612T020021.xml&elem=z
政府が2025年時点で適正だと考える全国の病院ベッド数の推計が11日、判明した。現在の約134万7千床(13年)から、10年後までに約15万〜20万床削減して115万〜119万床程度にすることを目指す内容だ。

入院先が減るため、患者30万人程度が介護施設や自宅などで在宅医療を受けられるように対応を強化する。

鹿児島や富山など41道府県では過剰とされ30%前後の削減を迫られる県も多い。
***一部引用

へー、そうなんだー、
と他人事に思える記事かもしれませんが、
広島県も、病床削減が迫られる県です。

以前にも紹介しましたが
地域医療計画を立案し実行するのは
都道府県に権限がおりてきています。
知事の権限で、ベッド数算定など
医療政策を決めて、実行していくことになっています。

で、
もう病床数削減を、具体的数値を示されて
政策が予告されているエリアがあるのです。

具体例としては、備北地区の2次医療圏です。
備北地区は、もともと必要病床数(計画病床数)よりも実際の病床数が多い地区です。
それもあって、およそ1/3の病床数削減を県は決定してくることになります。
記事にあるように、約30%の削減ということが現実におこります。
各病院を一律2/3規模にしていく、というのは
地域住民の利益になりません。
救急医療を担う病院には、多くの医師数が必要であり
集約・大型化が必要なのです。
地域の救急医療を担う基幹病院の病床数を減らさないとすると
中小病院には病院を閉鎖していただく、
というのが結論となります。
それしか、答えがないのです。

つまり
御近所の(小さな)病院が、なくなる、ということです。
どの病院に閉鎖していただくか。
その話し合いがこれからおこなわれる、
という段階にある。
それが、今回の記事の意味するところです。
地域での話し合いが決裂するようなことになれば
知事権限で病床の許認可を取り消すことになります。

備北地区だけの話ではないですよ。
近くの病院が閉鎖することに決まってしまった、
というのは
今後、県内どこでも生じうる話です。
あるいは全国どこでも。

その時に受け皿になるのが在宅医療です。
それについては、また後日。

近所においしいケーキ屋さんのある幸せ
吉島公園となりの マドモアゼル
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★新型インフルエンザ情報
中国でH7N9が出ています。
続報に要注意です。

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