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近所を歩ける環境だと肥満・糖尿病のリスクは少ない

2016年11月10日  
昨日、どうしてブログ記事がアップできず拒否されたのか
いろいろ試みてみたのですが
まだちょっとよくわかりません。
試行錯誤中。

いい季節になりました。
土手をウオーキングやランニングする人も多いです。
そうした環境が健康によいか? という論文が出ています。

JAMA 2016
Association of Neighborhood Walkability With Change in Overweight, Obesity, and Diabetes

私たちは、多くの患者さんに対して
「運動しましょう」、と伝えます。
高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などの生活習慣病において
「食事療法と運動」が基本になります。
運動、と言っても、特別なものは必要ではなく
「歩きましょう」。
歩くことが良いのです、と伝えます。
また、
認知症予防について一番よいのは運動、ということも明らかになっています。
そのほか
寝たきりになりたくなければ骨粗鬆症予防のためにも運動が勧められます。

しかし
運動しろ、と言われても・・・、
と思われる方も多いと思います。
運動に適した環境でなければ、それは無理な事です。

そこで
運動に適した環境と、そうでない環境で比較してみたら、
というのが今回の論文です。
運動といっても
Neighborhood Walkability
ですから、
ざっくりと、
「近所を歩きやすい環境かどうか」、ということです。
結果は言うまでもありませんね。
興味ある方は英語あるいは自動翻訳で読んでみてください。
(自動翻訳の出来はあまりよくないようです)

広島市では、川土手が歩行できるようになっている所が多いです。
自転車あるいは歩行、ランニングにとって
非常に恵まれた都市環境ということが出来るでしょう。
川土手だと、排気ガスを浴びずに歩くことも出来ますしね。

健康にすごしたければ大都会ではなく広島市に住みましょう!
というキャンペーンも出来るのではないでしょうか?
そして
私たちは 「広島というのは 健康にもいい街だ」ということを
再認識したいですね!

あとは行政の方に考えていただきたいこととしては、
川土手で一周できないエリアもあるのです。
近場をぐるっと一周できること、というのは非常に重要です。
橋、土手、橋、土手、で一周できるように整備していただきたいと思っています。
できれば土手の幅も広げて、自転車と歩行者が交錯しなくてすむ幅が欲しいところです。
健康に暮らせる街 広島  で 行きましょう!!

★インフルエンザ情報
現時点で、例年の5倍程度の患者発生数があるようです。
岩手、福井などは流行入り。
例年より2か月早い流行と考えられます。
インフルエンザワクチンをお考えの方は
早く接種を受けるようにしましょう。
今のところA香港型ですので、高齢者の症状は重い、と思われます。

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