ブログ

あとでまとめてお返し

2014年07月18日  

広島市中区は今朝も視界は悪いです。
PM2.5、多いという予測です。
気をつけましょう。


さて、
歯の治療に、インプラントという方法があります。
アゴの骨にチタンの金属棒を埋め込み、
その棒を支持体として歯の部分を支持形成していく方法です。
いったん作成しますと
強度もあり、咬合もいいために
食事などに不自由はなくなり、とても便利です。
しかし、
「骨に直接金属を差し込む」
という部分が、永続的な問題として残ります。
感染をおこしたら、直接アゴの骨に感染が及ぶので
非常に重い、やっかいな事態となる危険性があるのです。
ですから
インプラントを受ける場合には
毎日毎日、きちんと歯の手入れが出来る人、
というのが条件となります。
普通の歯ブラシ歯磨きのほかに
歯間ブラシなどもきちんと使用し
お手入れを続けなければいけません。


インプラントは比較的新しい技術ですが、
インプラントを受けた人が長く生き
認知症になる人も出始めています。
認知症ですから、身の回りのことが出来なくなります。
もちろん、歯のお手入れなど出来ないです。
歯肉炎をおこしたりします。

歯肉炎レベルで治ってくれればいいのですが、
アゴの骨に炎症が及んだら、
どうするんでしょうね?
手術してインプラントを取り除くしかないと思いますが、
おとなしく入院・治療を受けることが出来る認知症ならいいですが
入院治療に適さないレベルの認知症の方もおられます。
そうなると
感染症が命とりになる可能性が高いと思われます。
ばたばたっと、急速に全身状態は悪化してしまうでしょう。

インプラントの恩恵を長年受けてこられたわけですが
「最後にまとめて借りを返す」 ような事態に
なるような気がしています。

自分が認知症になったら
誰が歯の(口の)お手入れをしてくれるだろうか?
そこまで考えて治療法を選択する必要のある時代に
なってきたように思われます。


ハーゲンダッツ ジャポネ
抹茶あずき

P1070809.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントは受け付けていません。