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サラたまちゃん

2016年05月7日  

昨日は連休明けで
発熱などで受診される人がとても多かったです。
数日間 がまんされていたようです。
日曜当番医や夜間急病センターは連休でもやっていますので
あまりしんどい場合には 無理せず受診をお願いいたします。


熊本ですが、
避難所で、食中毒疑いでおおぜいの救急搬送、入院があったそうです。

体調不良で救急搬送の避難者、23人中11人が入院
産経新聞WEST 2016年5月6日
http://www.sankei.com/west/news/160506/wst1605060084-n1.html

原因などについては続報が出るでしょうが、
私たちはどう考えるかを お示しします。

まず
同じ炊き出しの昼食を食べたようだ、ということから
摂食から発症まで時間が短いので
毒素型の食中毒と考えます。
細菌が増殖しての食中毒では発病まで時間がかかるので
細菌の産生した毒素による食中毒を 疑っていきます。
(例外はあります)

食べた食品は 焼きそば、野菜サラダ、おにぎり で あったらしい。
火の通った焼きそばは考えにくい、としたら
おにぎりの場合には 黄色ブドウ球菌を疑っていきます。
3時間もあれば 症状が出ます。

国立感染症センター 
毒素型食中毒の代表であるブドウ球菌食中毒について記述
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g1/k01_13/k01_13.html

では、
そのブドウ球菌・毒素はどこから来たか?
おにぎりを作った人が、素手ではなかったのか、ということを考えます。
とくに
被災地で手にケガを負っていたり、手洗いが不十分な状況で
おにぎりを作れば 食中毒の原因となりえます。

まあ、
原因を決めつけるわけにはいかないので
食材の検査、症状のある人の検査の結果を待つわけですが、
我々が一番に思い浮かぶ考え方は 上記のようなものです。
(例外はある、と常に広く考えます)


予防としては、
***
手洗いの徹底、食品の10℃以下での保存、手指に化膿巣のある人は食品を直接触ったり、調理しない。さらに調理にあたっては、帽子やマスクを着用する。そして、食品製造から消費までの時間を短縮することを心掛ける。
***上記ホームページから



フラワーフェスティバルに出ている屋台で
買って食べた人も多いと思いますが、
上記 予防策に 合致している店でしたか??
いい店かどうか、は 作業手順をちょっと観察していればわかります。
食中毒では、死亡することもあります。
店を選ぶのも「寿命のうち」なんです。



カープですが。
エルドレッドは、抹消して休ませたほうがいいですね。
今は故障者が無理する時期ではありません。
故障が長引くほうがイヤですね。
今日は黒田投手です。
相手は井納投手で、この2戦 無失点で勝利投手になっています。
打線の工夫を期待したいですね、
何の工夫もしなければ、またやられてしまいます。
応援しましょう!



熊本支援に。玉ねぎ「サラたまちゃん」。ゆめタウンで購入。
水にさらさずサラダに、という説明文ですが
それだとやっぱり辛かった!
玉ねぎは 水にさらすか、炒めたほうがおいしいようです。
緩和ケア薬剤師は、縦切りと横切りで味が違う、と言っていますが
んー・・・私にはわかりませんでした。

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★新型インフルエンザ情報
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