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スギ花粉症 舌下免疫療法

2015年01月13日 , 

インフルエンザの流行は今週来週あたりがピークと思われます。
手洗いマスク咳エチケット、よろしくお願いいたします。

インフルエンザで受診される方は多いのですが
診断について誤解がみられる方が時々おられます。
「インフルエンザは、検査で陽性に出なければ診断できない」
というものではありません。

熱が出て、休日当番医や夜間救急外来を受診しても
症状が出てまだ時間があまり経過していない段階では
検査が陽性とならないことは よくあります。
この場合に、
治りが悪ければ明日また医療機関を受診し検査を受ければ
今度は検査が陽性に出る、ということがあります。
そのように指導することも確かに多いのですが。

しかし
状況や症状で
検査が陰性であってもインフルエンザ治療薬を出すことはあります。
検査そのものを省略して治療薬を出すこともあります。
インフルエンザの診断や治療に
検査陽性が必要な条件ではないのですね。

たとえば
子供さんがインフルエンザAと診断された、
保護者がつきっきりで看病していたら
2日後に同じ症状が出てきてしまった。
こんな場合には
検査を省略してインフルエンザと診断・治療をすることが多いです。

我々の業界では、
「検査前確率」と呼んでいますが、
検査をおこなうメリットがあるかどうか、
デメリット(偽陽性・偽陰性)はどうかを
瞬時に判断して 検査をおこなうかどうか決定しています。
検査が陽性であっても陰性であっても
結局はインフルエンザ薬を処方する、という状況であれば
検査をおこなうメリットは何もありませんね。

ただし診察は必要です。
インフルエンザ以外の疾患でも高熱が出るものはあるからです。
英国では国にお金がないので
新型インフルエンザ流行時(2009年)には
熱があれば診察なしで処方、
なんていうことをやっていました。
そうなると誤診は一定の率で出てきます。
日本はまだお金があるので、受診・検査が受けられるのです。
今後どうなるかは わかりませんが。

今朝のラジオ、日本全国8時ですで、
遠藤泰子さんも先週から花粉症症状が出ている、とお話されていました。
花粉症の舌下免疫療法のお話だったのですが
花粉の飛散期間は治療の開始は出来ません。
6月からの開始となります。
当方は喘息あり花粉症ありですので
患者さんへの処方の前には
必ず自分で治療薬の機器を試用することとしています。
使用時にコツが必要な治療器もありますし、
その指導が実は大切、という場合もあります。
使い方が難しいものは 高齢者などには処方できませんしね。
というわけで
舌下免疫療法は試用中です。
6月にはコツも含め指導できると思いますので
スギ花粉症で舌下免疫療法を御希望のかたは
6月までお待ちください。
当院で舌下免疫療法薬の処方は可能です。

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毎年買っています
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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