ステロイド入り漢方クリーム
寒いですね。
今朝の中区は、雪がちらついておりました。
天気予報は、当たりますね。
3.11が近づき、地震関連の特番が多くなっています。
我々に問われているのは、教訓をいかに生かすか、です。
今週中に南海地震が起こる、と考えて
各人・各家庭での対応策を話し合っておきましょう。
我が家では水食料カセットガスボンベの備蓄量を再確認し
2週間分を備蓄することにします。
水が足りないので追加購入が必要です。
医院には自家発電装置も設置しましたので
少しくらいの停電期間であれば
通常通りの診療は可能です。
地域コミュニティに目を転じてみると
まだ数十分以内に声かけあって全員避難する体制は出来ていません。
足腰が弱っていて「動けない高齢者」については
もし今 地震がおこり津波浸水がおこれば
避難誘導の手は届かないと思います。
吉島地区では1階は津波で水没する予測です。
できるだけ早く、相互に声を掛け合って避難する地域力を
育成していくしかありません。
さて、ニセ医学のお話。
またまた出ましたステロイド入り漢方薬。
読売新聞のニュースを2本続けてどうぞ。
ステロイド入り薬を「不使用」、医院を行政指導
読売オンライン 2014年3月5日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140304-OYT1T01569.htm?from=ylist
副作用の恐れがあるステロイド入り塗り薬を「ステロイドを使っていない漢方クリーム」と広告していたとして、横浜市が1月、同市都筑区の「山口医院」に業務改善を指導していたことがわかった。
***一部引用
問題の漢方クリーム、使用ステロイドは「最強」
読売オンライン 2014年3月6日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140306-OYT1T00453.htm?from=popin
横浜市都筑区の「山口医院」が、ステロイド入りの塗り薬をステロイドが入っていない「漢方クリーム」として患者に処方していた問題で、このステロイドは最も作用が強いクラスの「プロピオン酸クロベタゾール」だったことが、国民生活センターの調査でわかった。
一方、消費者庁は5日、同庁のホームページでこの問題を取り上げ、「皮膚科を受診して」と注意を呼びかけた。
同庁は「皮膚萎縮や緑内障などの副作用の恐れがある」としている。
ステロイドは強さに応じて5段階に分類されており、プロピオン酸クロベタゾールは最も強い1群(ストロンゲスト)とされている。
アトピー性皮膚炎の治療に詳しい竹原和彦・金沢大教授によると、2000年代前半、未承認の中国製塗り薬で今回と同様の事例が2件あった
***一部引用
ステロイドは怖い怖い、と
恐怖・不安をあおりたてる人がいます。
その目的は
ステロイドの入ってない商品 を高価に売りつけるためです。
ステロイドを勝手に使うと
いろいろ困ったことになるのは事実ですが、
医師の指導どおりに使えば、そう怖がる必要はないのです。
よく効くから、と指示量以上にたくさん使うのも問題ですし、
恐いから、と必要量以下しか使わないのでは
効かない、治らない、ステロイドではダメだった、
ということになってしまいます。
で、
「ステロイドは怖い!」、というのを真に受けてしまうと
ステロイドのない治療法はないのか、と探し回ることになります。
漢方はどうだろう、と考える人も多いことでしょう。
漢方薬にはステロイドそのものは含有されていないハズなのですが
漢方にステロイドを混ぜて売る、というのは
ニセ医学の古典的なやり口なんです。
アレルギーに効く・アトピーに効くという中国の漢方薬は、信頼できないんですよ。
今回は、医師(医院)がステロイド入ってない漢方、といって
広告・販売をしていた点で悪質です。
知っていて虚偽の告知をして販売していたのであれば
「業務改善指導」というレベルではおさまらない事例と思われます。
ステロイドは怖い、という説を信じ込む前に
まず、標準的治療法はどうなっているのか、
を調べてみることが 正しい対応だと考えます。
疾患によっては、治療ガイドライン というのが各学会から発表されていますので
まずはガイドラインに目を通すことを考えてみてください。
海風堂 3月いっぱいで閉店し
その後は東急ハンズの近くに移転です。
地元においしいラーメン屋さんがあったのに、残念。
最後になると思うので家族で行きました。
定番のしょうゆとんこつラーメン
チャーシューがおいしい。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。