ニセ科学・ニセ医学
癌に関する仕事をしています。
昨年までは、呼吸器内科部長として肺癌治療を担当してきました。
また緩和ケアチームのリーダーとして病院チームを率いてきました。
最近は在宅緩和ケア医として、癌全般、とくに在宅医療を担当しています。
癌に関して仕事をしていると、
患者さんご本人や御家族から、よく相談を受けます。
・××という治療を知り合いにすすめられたのですが、どうでしょうか?
・癌に効くという漢方薬(あるいは食品、キノコ、水などなど)をもらったのですが?
・などなど
癌患者・家族の不安につけこんで、効果のないもの・効果のはっきりしないものを高額で売りつけようとするインチキな商売が そこにはあります。
霊感商法だったり、ニセ科学・ニセ医学だったりします。
私どもは、患者さんの大切な時間、大切なお金を、こういったインチキ商売から守らなければなりません。
今週土曜日、サイエンスカフェひろしま で「左巻健男さんのニセ科学」をおこないます。
もう一度 ニセ科学について 頭を整理してきたいと思っています。
癌に効く漢方薬 については後日のブログで当方の考え方を紹介いたします。
正しい知識を身につけましょう。
知識のワクチン=正しい知識が自分や社会を守ります。
広島駅ビル2階のお好み焼き 麗ちゃん。
駅で食事して帰るときには、よく利用します。
いつも行列。
★新型インフルエンザH1N1情報
新型インフルエンザ、検査で全部わかると思っていませんか?
インフルエンザ簡易キットでは、およそ半分程度の患者しか陽性に出ません。
つまり、検査でインフルエンザが陰性だったとしても、
それでインフルエンザが100%否定されるわけではありません。
とくに発熱当初 1日くらいは陽性率は低く、
翌日に再度検査したら陽性に出る、というケースも普通にみられます。
検査はあくまで参考程度 と考えてください。
「インフルエンザ検査が陰性 という証明書を書いてもらってきなさい」
なんていう会社もあるようですが、
まるで無意味ですよ。
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