ブログ

ホメオパシーに対する日本医師会の見解

2014年04月12日  

カープ、バリントンに勝利がついて
よかったですね。
あとは、大瀬良、篠田に勝ちがつけば。

今日の天気は、よくない予報です。
予告先発はマエケン。
やっぱりマエケンは雨男でしょうか。
今日もマエケン勝利を期待したいですね。
応援しましょう!

さて、
ホメオパシーというのは
ニセ科学・ニセ医学の代表的なものです。
日本では、ホメオパシーに「はまった」助産師が
新生児に標準的な医療を受ける機会を失わせ、
悲しい結末を迎えた事件があります。

ホメオパシーについて、
日本医師会の見解(委員会報告)が本年3月に出ました。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20140312_51.pdf
***一部引用
・ 補完医療については、現行医療を中心において文字通り補完するためのものではなく、補完医療が中心となったり、補完医療が常識外の利益を得るために誘導的に提供されることはあってはならない。

・ ホメオパシーについては新生児がK2 シロップを与えられずに亡くなった事件により、知られることになった。この事件は助産師が適切な医療へのアクセスを阻害し、結果的に「医療ネグレクト」を生じさせたことが問題であり、他の代替医療についても同様に適切な受療機会を奪うことに問題がある。
***引用終わり

日本学術会議ではホメオパシーに対し、
平成22年に以下の会長声明を出しています。
日本学術会議というのは、科学のいろいろな分野を含みますので
日本医師会よりも上位に位置する、幅広い人間の関与する団体と考えてよいです。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf
***一部引用
日本ではホメオパシーを信じる人はそれほど多くないのですが、今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。
最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。
***結論部分引用

ニセ科学・ニセ医学に共通して言えることは
自分たちの利益を確保するために
「科学的・医学的に妥当な治療機会を失わせるように仕向ける」
ということがあります。
いわく、
○○療法は、抗がん剤を受けている段階では効果が少ない。
=○○療法を受けたければ抗がん剤を受けてはいけない=
このような例はたくさんあります。
ワクチンとか免疫療法を名乗る治療法に
こうした「抗がん治療を受けてはいけない」と言うものが多い印象です。

【ニセ科学・ニセ医学の簡単な見分け方】
・他の治療法へのアクセスを制限するような治療法はアヤシイと考えてください。
・高額な治療法はアヤシイと考えてください。
・健康保険の効かない治療はアヤシイと考えて下さい。
・あらゆる病気に効果がある、というものはニセモノです。

マツダスタジアム限定?ちょろQ
小さい子供へのおみやげにいいですね。
カープラッピングトレイン
P1060774.JPG
★新型インフルエンザ情報
中国のH7N9鳥インフルエンザ、今年の死者が100名を越えています。

コメントは受け付けていません。