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今月のお題 酒

2015年10月12日  

少し前の当ブログで
大学生時代に法医学の教授に京都の沖縄料理店に連れて行ってもらった話を紹介しました。
で、
なんで法医学教授が一学生と酒を飲むことになったのか、というと
「酒」 なんですね。

みなさん、酒を飲むのは人間だけ、と思いますか?
猿酒、という、本当かウソかわからないような話もあったりしますが
「カロリー源」として酒を飲む動物はおりますです。

で、酒を飲む動物がいるとして、
では、その動物は
日本酒の二級酒と特級酒と
どちらを好むのだろうか?
という疑問を持ちました。
人間と同じように
「二級酒より特級酒のほうがオイシイ!」
と判断するのかな?

大学のなかで
アルコール問題を扱っているのは法医学教室です。
事故や犯罪があったときに
アルコールが原因ではないのか、
アルコールの血中濃度はどうか、
という判断などをしたりするのですね。
そこで 法医学教室に相談に行って
ネズミに酒を飲ませる実験をしたわけです。
ネズミには、小さいネズミ(マウス)と、大きなネズミ(ラット)がおります。
マウスは安いので、数匹単位の実験なら何でも自由にさせてもらえました。

マウスにも、お酒大好きな種類と、あまり飲まない種類がいるんですね。
黒くて小さいC57BLというマウスは「大酒飲み」で
こいつで二級酒と特級酒の飲み比べ実験をおこないました。
2種類の酒、どちらでも選べるようにして、どちらを多く飲むか?

結果は二級酒のほうをたくさん飲みました。
マウス(C57BL)は二級酒の方を好む。
その結果の解釈は少し難しくなるので この話はここまでで置いといて。

マウスの実験をするためには
当然 飼育室の動物の世話をしなければいけません。
法医学教室には、実験のため多くのマウスが飼育されておりました。
年末でも、正月でも、当番制で毎日 誰かがエサと水をやり
きれいな寝床に交換してやらねばいけないのです。
というわけで
学生である私も年末年始の動物世話当番に加わって
飼育動物のお世話をしたのです。
たしか正月の2日・3日の当番をしたと思います。
学生が正月当番してくれたので、
今思うと教室スタッフはとても助かったでしょうね。

その法医学の教授は
若いころ沖縄で勤めていたことがあって
もちろん沖縄大好き。
それで京都の沖縄料理店に連れて行ってくださったのだろうと思います。
そのおかげで私も沖縄大好き、沖縄料理大好き人間になりました。

広島県立美術館 浮世絵師 歌川国芳展
先週行きました。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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