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医療の世界は、不確実

医療の世界に、「絶対」はありません。
非常に不確実な世界であり、
医療の限界というものがあります。

薬が効かない人もいるし
効きすぎる人もいる。
やってみなくちゃ、わからない、
という世界なんですね。
思うような結果が出ない場合は全部医療ミス、
というわけではないのです。

不確実である、という点について
わかりやすい例をいくつか出してみると、
たとえば心臓が左寄りになく右にある人がいます(右胸心と呼びます)。
心臓から出た大動脈という太い血管は
気管の左側を走るのがふつうですが、
中には右側を走る人もいます(右側大動脈弓と呼びます)。
心臓や一番太い動脈ですら このように例外はあるのですから
もっと細い動脈になると 「なにがふつうか」、も わからなくなります。
腹部臓器に血液を送る腹腔動脈の枝分かれ順については
解剖学の教科書に出てくる図の通りの人は4割しかいません。
位置の違う、バリエーションのほうが多いのです。
おなじみの盲腸だって、右にあるとは 限らないのです。

つまり
手術をしたところ
あるべき所に血管や臓器がない、とか
通常とは違うところと血管がつながっていた、
なんていうことは よくあるのです。

さすがに心臓が右にある人は自分でも気が付いているでしょうが、
他のバリエーション(例、大動脈弓が右にある)については
検査を受けるまで、病気になるまで
本人すら気が付きません。
医療には限界があること、おわかりいただけますでしょうか?

医療の限界について、
うんうん、そうだね、と妙に納得できる記事をみつけましたので、
お時間がある時に読んでみてください。

「あなたは確実にこうなる」と言う医者は“ハッタリ屋”
Yahooニュース  Business Media 誠 3月1日(木)11時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000030-zdn_mkt-ind

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