原発とカネ
暖かくて、いい天気です。
公園でのんびりするのに いいですね。
しかし今日明日は黄砂が「やや多い」予報です。
喘息の方はステロイド吸入を少し増やしておきましょう。
さて、
今週は原発がらみのニュースがたくさん出てきました。
廃炉のニュース、
再稼働に向けて、というニュース。
そして福島原発のニュースです。
1号機「炉心に燃料なし」=宇宙線で推定、福島第1―東電
時事通信 3月19日(木)20時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150319-00000189-jij-soci
東京電力は19日、宇宙線を使って福島第1原発1号機の原子炉内部を調査した結果、圧力容器中心部に核燃料はないと推定されると発表した。燃料は溶け落ちたとみられており、調査前から予想された結果だったが、東電は「解析と同じ結果が得られたことに意義がある。(燃料の位置を)絞り込んで検討できる」と説明している。
溶け落ちた燃料の位置は把握できていない。
***一部引用
福島原発はメルトダウンしています。
燃料が、どこにあって、どういう状況になっているのか、
まるでわかりません。
ということは
今後 どのように作業をすすめていけばよいのか、
どれだけの年数と費用がかかるのか、
現時点ではわからない、ということです。
では、他の原発で費用はどうか、というと
廃炉は、「採算があわない」という理由です。
なんだかんだ言って、やっぱりカネですか。
住民の生活、とか、安全な暮らし、とかでは ないのですね。
中国電力、廃炉決定=九電も-40年原発、採算合わず
時事ドットコム 2015年3月18日
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031800320&rel=y&g=eco
1000億円規模の追加安全対策を講じて稼働延長しても、採算が合わないと判断した。
***一部引用
原発による電力は安い、
という説を唱えていた人がいますが、
「必要な安全対策をとれば採算が合わないシロモノである」
ということを 電力会社自身が認めたわけです。
原発電力が安い、というのだとしたら
必要な安全対策をとっていなかったから、
ということです。
廃炉するにしたって
出てくる放射能ゴミを、どこでどうするのか、
まったく決まっていません。
処理にこれから何年かかるのか、何百億円かかるのか。
「環境」と「費用」の問題が
子ども・孫・さらにその子孫の世代に
のしかかってくるのが原発です。
10万年後を見据えて対策をとっている国もあります。
日本では、それは困難だと考えます。
日本列島は、アジア大陸から分離して今の位置に移動してきましたが
それは数万年程度のお話です。
瀬戸内海で大陸ゾウ(ナウマン象)の化石が見つかったり
庄原ではクジラの化石が見つかったりします。
日本列島の成り立ちをネット等で調べてみてください。
そして今も日本列島は動き続けています。
10万年後に日本列島が存在しているのかどうかすら
確かなものではありません。
日本では地震のない安定した稼働も出来ませんし
安定した保管・廃棄処分など出来っこないんです。
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