原発近くに病院を建ててはいけない
2012年10月10日 :緩和ケア医のつぶやき
原発に近い双葉病院で
避難にさいして患者を置き去りにしたと誤報された事件ですが、
説明会がおこなわれました。
双葉病院「手尽くした」 原発事故避難で中間報告
福島民報 10月1日(月)9時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00000012-fminpo-l07
その記事のなかで
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遺族らから謝罪を求める発言が複数あったが、病院側は「過失が認められない」として謝罪はしなかったという。
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ということが報じられました。
亡くなられた方も原発事故の被害者ですが、
病院も病院職員も被害者です。
被害者が同じ被害者に対し謝罪を求めるのは
考え方が違うだろうと思います。
謝って欲しい、というのは東電側に言うべきです。
今回の双葉病院事件で一つ教訓を得るとすれば、
病院・老人施設が原発近くに立地していたことが問題。
さあ、逃げろ、と言われても逃げられるわけがないのです。
原発近くには人は住まない。
病院や施設は作らない。
原発近くでは農業・漁業などの設備も作らない。
要するに原発付近はゴーストタウン化すること。
原発事故を想定して対応しておくには、それしかないです。
ところで
上関原発のすぐ近くには
双葉病院どころではない超巨大規模の老人病院があります。
上関原発が事故をおこせば
はるかに大きな被害が出ることは確実でしょうね。
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