在宅医療とがん疼痛緩和勉強会
在宅医療とがん疼痛緩和勉強会
2月20日(金)県立広島病院 緩和ケア支援センターで開催された
「在宅医療とがん疼痛緩和勉強会」 に出席しました。
講演1:症例から学ぶ疼痛緩和の実践
大阪府立成人病センター 緩和ケアチーム 目黒則男先生
講演2:治療期から終末期にいたる切れ目のない在宅緩和ケアの実際
かとう内科並木通り診療所(岡山市) 加藤恒夫先生
現在、在宅緩和ケアのシステムについては
どこの地域でも いろいろと試行錯誤をしているという状態です。
そのなかで加藤先生たちの岡山方式というのは、在宅医療の分野における
「コンサルテーションチーム」の存在を柱に動いていました。
病院の中での緩和ケアチームのような役割ですね。
コストをどうするか、など いくつか解決すべき問題点はありそうです。
また、
加藤先生はかなり早い段階で「ホスピス」を設立されましたが、
5年後にはホスピスを閉鎖されました。
在宅医療にとっては、ホスピスはむしろ「足かせ」になる場合がある。
ホスピス閉鎖は 撤退 ではなく、 発展的解消 だったわけなのですが、
そのあたりのお話も非常に興味深いものでした。
当院からは院長と薬剤師の2名が参加。
訪問薬剤指導をおこなってくださる薬局の薬剤師さんなど
顔見知りの方も何名も参加されていました。
「広島方式」をどのように組み立て、運用していくのがよいのか。
緩和ケア支援センターとも連携しながら進めていきましょう。
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