多職種チームで考える在宅ケアサポート
昨日は寒くなりましたね。
県北では積雪はどうでしょうか。
スキー場には積もってくれるといいですね。
昨日は県立広島病院 多職種チームで考える在宅ケアサポート研修会 に参加してきました。
事例を通じた各職種からの検討。
急性期病院での嚥下に関する意思決定支援
摂食嚥下障害のケア
在宅診療の立場より
施設での生活
認知症へのケア
***
病院には、摂食嚥下チームや認知症チームがあり、嚥下機能評価をして、口から食べていいものかどうか。
食べさせるとしたら どんなものを(ペースト食とか、きざみ食とか)食べればいいのか。
認知機能、嚥下機能など回復する可能性はあるのか。
ということを評価し、患者家族、あるいは退院後の在宅チームに指導をおこなったりします。
基幹病院のチームですから、さぞかし正しい診断をして、正しい見込み・正しい方針を提示してくれるだろう、と思ったら 実はそれは期待しすぎ。
ふだん接している御家族や、長年つきあってきた在宅チームの判断のほうが 結局は正しいということも多いのです。
そりゃそうですよ、たまたま入院して担当になった患者の食事・嚥下機能なんて、入院して数日や1週間くらいで 正しく判断できるはずがありません。
で、
「ある日 急に嚥下機能が低下しました」、というのは 脳血管障害や外傷などの場合だけです。
認知症や、高齢者の方の嚥下機能は 徐々に徐々に低下してきているのです。
「食べられなくなったら どうしますか?」、「どうしたいですか?」というのは
急に出てくる質問ではない、ということです。
ふだん接している御家族や在宅チームが
早い段階で御本人と何度も話し合いをおこなっていれば
いざ入院というときに 「どうすればいいんでしょう?」なんていう事態を避けることが出来ます。
これがACP(=人生会議)です。
あなたは、将来 認知症になって食べられなくなってきた時に
どうしたいですか? どうしてほしいですか?
胃瘻や 鼻からチューブを流動栄養を入れられてでも生きたいですか?
食べられる物を工夫しながら 自宅や施設で最期まですごしたいですか?
苦しくない・痛くない「緩和ケア」を 御自宅でも受けることが出来ますよ。
よろしければクリックお願いします。はげみになります。
★インフルエンザ情報
2月3日付、広島市では9校の学級閉鎖が出ています。その後の続報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。
それと
熱、咳や下痢のある人は
高齢者施設や病院などにお見舞いには行かないよう お願いいたします。
コメントを残す