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大阪でタミフル耐性新型インフル

2009年07月3日 , 

先日デンマークで世界初タミフル耐性新型インフルエンザH1N1が確認されたニュースを御紹介しました。
しかーし!
じつは3週間も前に大阪で検出されていたが、大阪府が発表していなかった、ということが判明しました。
Yahooニュース 7月3日1時16分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000154-yom-soci
出ましたね、公務員の 「事なかれ主義」。
タミフル耐性かどうか、というのは、現場対応において非常に重要な情報です。
治療薬の選択に、欠かせない情報なのです。
(たまたま この患者さんは、タミフルではなくリレンザで治療されています。)

大阪府の上層部には、感染症の専門家の意見を聞く人はいないということが明らかになりました。
大阪府にも専門家はいるはずなので、こういう時には もっと専門家に任せることが必要なのではないでしょうか。
どれが重要な情報で、どれは重要でないのか。
その見極めに専門家の力が必要です。

広島市の新型インフルエンザH1N1情報
安田女子、鈴峯女子、広島市立商業高校の関係者でインフルエンザ様症状で受診した場合には、インフルエンザ簡易検査をおこなうよう通達が出ています。
もし関係者で発熱で受診される場合には、受診先の医療機関にまず電話してから受診するよう お願いいたします。

写真は東広島医療センターの発熱外来。
閉校になった看護学校の施設を使用しますので、一般患者さんとの接点は全くありません。
さすが、(もと)国立の施設は広い、と感心しました。
なお、当院でも事前に連絡いただければ、発熱した人と一般患者さんを全く別な場所で診療が可能です。
まずは電話をお願いします。
P1090633.JPG

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