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妊婦を守るには

2018年11月11日  

今日もいい天気ですね。
紅葉を楽しみましょう。

さて、昨夜は広島市医師会夜間急病センターで勤務でした。
患者数はかなり多くなっており、途切れることはありませんでした。
インフルエンザあり、胃腸炎(嘔吐下痢)あり。
ほかにも扁桃炎、帯状疱疹疑い、虫垂炎疑い などなど。
ほぼ全員が発熱での受診でした。

そのなかで、
熱と発疹で受診される方も何人もおられました。
しかし、薬疹ではないだろう、とはわかるものの
風疹とも麻疹とも言えない、特徴的症状がそろっていない人がほとんどです。

風疹や麻疹などのウィルス性疾患であれば
基本的には特効薬はありません。
解熱剤で様子をみていただくしかないのです。
夜間急病センターでは風疹や麻疹の検査は出来ませんので
来ていただいても これ以上の対応は困難なのです。

風疹患者は急増しており、緊急情報が出ています。

風疹流行に関する緊急情報:2018 年 10 月 31 日現在・・・11月6日掲載
国立感染症研究所 感染症疫学センター
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/181031/rubella181031-2.pdf

どうして患者数が多くなるのか、というと
ワクチンを受けていない世代 というのが存在しているのです。
自分は何年生まれか、で 当時どのようなワクチン状況にあったのか、が
上記サイトでわかります。
ぜひ御確認ください。

どうして風疹に対し緊急情報が出ているのか。
それは妊婦、子供を守らなければならないからです。
妊婦の周囲にいる方々、これから妊娠をしていく世代の周囲にいる方々は
ぜひワクチンを受けましょう。

先天性風疹症候群とは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/429-crs-intro.html

そして
妊婦・妊娠の可能性のある人は夜間急病センターを受診することは やめましょう。
これからインフルエンザ流行が収束するまで(5月頃まで)は
夜間急病センターには「感染症の患者」がたくさん来院されています。
なかには風疹の患者も来院されている可能性もあります。
そこで病気をもらってしまう、という可能性が高くなるのです。

妊婦は外を出歩かない、人ごみに出ない。
これを徹底しましょう。
買い物などは家族にまかせましょう。
どうしても、という場合には土日の外出は避け
平日の夜など人の少ない時間帯をねらって出かけるようにしましょう。

大阪高島屋 L BRUNCH のスティックケーキ
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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