ブログ

家を売るということ

2019年03月2日  

昨日はPM2.5 が多かったため、喘息患者さんの来院は多かったです。
御自分ではPM2.5との関連があるとは気づいていない場合も多く、
黄砂情報、PM2.5情報にもよく注意しておくようにお話しています。

さて、
往診、訪問診療で市内を走り回っていると
売地・売り家、あるいはテナント募集と書かれた空き室をたくさん見ます。
早く売ればよかったのに、と思う物件も多いんですよ。
人口減少社会で、「家を買う」ことの出来る人はどんどん減っていきますし、
耐震の問題がきびしくなってきていますので
いつまでたっても売れない、という家が増えるのです。

家や土地が「売るに売れない」負動産地獄の恐怖
東洋経済オンライン 2019年3月1日
https://toyokeizai.net/articles/-/267801

幸いなことに
広島市の中心部では まだマンション新築、
あるいはホテル新築なんていう状況がおこっています。
ところが、
そこに隣接する場所に 古い一軒家の自宅を構えている方がいて
「マンションを建てるときに、ここが買えていれば もっと大きなマンションが出来ただろうに」
と思うことがしばしばです。
その後に、住民の方が亡くなられたり、施設に入所されたりしたのでしょうか、
空き家になってしまうというのも 何軒も見てきました。
足腰が弱くなれば 古い、バリアフリーでない家に住み続けることが困難となる場合もあるでしょう。
でも
古い家は 売れないんですよ。
売れないまま何年も「売り家」の看板がずっと出ていたり、
よくて 更地となりコインパーキングになっていきます。

そんなことなら
マンションを建てるので売って下さい、という話が出たときに、
「先祖代々の家・土地は売らない。現に私たちが住んでいる。」
なんていうことは言わずに
「売りましょう。ただし最上階に2部屋続きで入居させてください。」
なんていう交渉も出来たのではないか、と思ったりするんです。
10階建てマンションだとすると
家1軒分のその土地をくれるなら 10部屋 余分に建築することが出来るでしょう。
10部屋余分にできるなら2部屋を差し出しても業者は惜しくないはずです。
新築マンションですから、当然バリアフリーでエレベーターもついている。
足腰が弱っても そこに住み続けることは出来るでしょう。

まだ自分たちは元気だから、この家は売らない!
なんていうのではなく
マンション開発の話があるなら その機会に売る・住みかえるという選択も
悪い話ではないことも多いだろうな、と思います。

住み慣れた場所・地域にどうすれば住み続けることが出来るでしょうか。
いずれ足腰が弱る時がくる、ということを 自分の事として考えてみたいですね。

たかの橋 こぱん亭
馬刺し と 鳥白レバーのたたき風
P1100280.JPG
★インフルエンザ情報
卒業式シーズンにはいったそうです。
インフルの学級閉鎖情報はどんどん減るでしょうね。
引き続き手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です