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家族がいないほうが幸せかも

2014年12月1日  

寒いですね。
山陰地方などは雪になるかもしれないそうで
御用心ください。

今週には全国でインフルエンザ流行入りが宣言されそうです。
当院では、例年より早くインフルエンザワクチンを受けるよう
ブログでおすすめしてきました。
ワクチンは一度追加発注したのですが
それも残が少なくなってきました。
それがなくなり次第、今シーズンのワクチン接種は
終了としたいと考えております。
今週中にはワクチン終了となる見込みです。


さて、
11月29日の土曜日は
広島市中区 在宅医療推進研修会 に出席してきました。
模擬事例の事例検討を通じて
どんな職種がどんな内容で支援することが出来るか、
どういった連携することが出来るか、
ということをいっしょに考え
地域で顔の見える関係を作っていくための会です。

昨日の当ブログで御紹介したような
身近に支えてくれることが期待できる家族のいない一人暮らしが
模擬事例として提示されました。
(実際に経験したケースが元になっており
全くの架空事例というわけではありません。)
このような事例は多くなっており、
今後ますます増えていくと思われます。


私どもの経験からいきますと
最期まで家で暮らしたい、家で死にたい、
という希望は
「一人暮らし」の人の方が簡単です。
もし同居の家族や、近い身寄りの方がいて
「こんな状態では家ではとても無理」
と言いだすと
家での生活・家で最期まで、というのが出来なくなるのです。
一人暮らしだと
その決定に誰も反対する人はおりません。

家で死にたい、という本人の希望を
一番壊しているのは じつは家族なんです。
家族(の中のこの人)さえいなければ
家で死にたいという本人希望はかなったのに、ということが非常に多い。
そういう意味において
家で死にたい、という希望は 
一人暮らしの方のほうが簡単に実現できます。
認知症が進行してきた高齢一人暮らしだと
最初の希望・最初の決定が途中でくつがえることもありませんので
最初の希望どおりに在宅チームは動きます。
認知症一人暮らしのほうが、在宅方針の貫徹は簡単なんです。

一人暮らしでは、最期まで自宅というのは無理ではないか、
と 思われる人が多いかもしれませんが
実際には一人暮らしの方のほうが簡単です。
在宅チームにブレが生じないので
なんとか支え続ける方法を編み出していきますから。

もちろん、
御家族が本人を支えて下されば
それが一番しあわせなことです。


三越広島店 全国味めぐり
551蓬莱 の シューマイ。
最終日の昨日は、空いていて行列しないで買えました。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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