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引き続き肺炎球菌ワクチンのお勉強

2010年03月19日  

引き続き肺炎球菌ワクチンのお勉強

本日のお勉強
ワクチンによる肺炎の予防とその免疫学的機序
日本内科学会雑誌 2009年9月
東北大学感染分子病態解析学 川上 和義 先生
要点
インフルエンザワクチンは老人施設におけるインフルエンザ、肺炎、死亡を
それぞれ 59.8%、76.9%、 79.1% 減少させる。
肺炎球菌ワクチンは現在65歳以上の高齢者の4.3%が接種している。
これに対しアメリカでは65%が接種している。
肺炎球菌ワクチンはインフルエンザワクチンと併用すると、
インフルエンザワクチン単独にくらべ
肺炎球菌肺炎、侵襲性肺炎球菌感染症による入院を
それぞれ 36%、 52% 減少させ、
65歳以上の死亡数を 57% 減少させる。
2009年3月10日時点で肺炎球菌ワクチンへの費用助成をしている自治体は90市区町村。
広島県では呉市が助成をおこなっている。

ワクチンに本当に効果があるのか?
という疑問を口にする人がたくさんいます。
若く健康な人には、ワクチンのメリットは実感できないのも
仕方のないことでしょう。
でも、
インフルエンザワクチンも肺炎球菌ワクチンも
その有効性は明らかになっているのです。
とくに高齢者について。

呉市は、市の財政が苦しいことが知られています。
全国にさきがけて 「後発医薬品使用」に市をあげて取り組んだりして
わずかでも医療費負担を減らそうとしています。
その呉市が、ワクチン費用の助成をおこなっている、というのです。
高齢者が病気にかかり治療費がたくさん必要になるよりも
ワクチンで病気を予防できれば
よほど市の財政支出は少なくてすむ、
ということに気がついたようです。

病気にならないこと、が 一番大切なことなのです。
日本でもアメリカ並みの接種率を目指さなければいけないと思っています。

五穀ではオムライスのコースを食べました。
サラダ、前菜、オムライス(選択)、デザート、ソフトドリンクで1480円。
ほとんどのお客がコースを注文しています。
写真は、サラダ。
P1110855.JPG

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