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患者紹介ビジネス

2013年08月26日  

雨が降って、少し気温は下がりましたね。
本日の予想は31℃だそうです。
ただ、ちょっと蒸しますね。

さて
朝日新聞の記事。
ぜひお読みください。

高齢患者紹介ビジネス横行 「先生いい話あります…」
朝日新聞デジタル 8月25日(日)9時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130825-00000008-asahi-soci
高齢者施設で暮らす患者をまとめて紹介してもらい、見返りに診療報酬の一部を紹介業者に支払う医師が増えている。訪問診療の報酬が外来より高いことに着目した「患者紹介ビジネス」に加担している形だ。法令の規制はなく、厚生労働省は「患者をカネで買うような行為は不適切」として規制の検討に乗り出した。
***

朝日新聞が25日から患者紹介ビジネスをとりあげ
記事を連発しています。
25日は1面、2面に記事が出ていました。
詳しくは紙面を読んでいただくとして。
一部はネットに出ています。
全文を読むには朝日新聞デジタルに登録する(=有料)
することが必要なようです。

当院にも、数年前に一度、
患者紹介ビジネス業者が接触してきましたが
即座にお断りしております。
その後は現れておりません。
広島にも、患者紹介ビジネス業者はいるのです。

往診/訪問診療を受けたいのだが
医療機関のアテがない、
という人に対して
適切な訪問診療クリニックを紹介するという
マッチング事業である、と業者は説明しています。
この理念どおりであるならば
一定の社会的意義がないとは言えません。
しかし
患者と医療機関をつなぐ役割をしているのは
ケアマネージャや地域包括支援センター、
病院の地域連携室・相談室がおこなっており
今の枠組みの中で整備が出来ています。
有料業者の介在を必要とはしていないのです。

成功報酬を2割いただく、
ということのようですが、
そこは大いに問題だと思います。
たとえば
マッチングという内容の仕事の例として
アパート・マンションの家主さんと
借り手をつなぐ役割をするのが不動産屋さんです。
手数料が契約時に1回必要となるわけですが、
借りた後の不具合や修繕の相談なども
不動産屋さんが窓口になります。
アフターケアをおこなってくれるんですね。
これに対し
患者紹介ビジネスでは
2割を永久に(患者が死亡するか入院・入所するかで訪問診療が終了するまで)
支払いを続けることになっています。
その間、患者アフターケアはおこなわれません。
何もせず、ピンハネを続けるという契約なのです。

このビジネスは
生活保護ビジネスに続く
インテリヤクザのシノギになっている、
という疑惑を指摘している医師もいます。

往診/訪問診療を希望される場合には
ケアマネージャ、地域包括支援センターなど地域に相談窓口がありますので
そちらで御相談ください。

この朝日新聞の問題提起ですが、
もう少しつっこみたい所がありますので
また後日とりあげます。

遊布戀さんの展示会には行く時間がなかったのですが
打ち上げパーティーに緩和ケア薬剤師が参加しました。
展示販売はもう終わっていたのですが
無理にお願いして売っていただきました。
かわいくて、どうしても欲しかったのです。
いつもは日常業務に追われていますが、別世界を楽しむことが出来ました。
遊布戀さんnancyさん音♪さんほか、お会いしたみなさま、
素敵な時間をありがとうございました。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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