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新型インフルエンザ情報

2013年02月7日  

新型昨日は雪になるという天気予報だったのですが
結局 あたたかい一日になりました。
予報がはずれて、まあ良かった良かった。
スキーヤー・スキー場の方たちはあてがはずれたかも。

当院の前の道路が水道工事中です。
今週は歩道の通行が難しく、御迷惑をおかけしますが
御了承ください。

昨日は、第61回広島地区呼吸器カンファレンスに参加してきました。
毎年、県立広島病院 桑原院長が
トピックスについて講演されます。
広島市近隣の、呼吸器内科を専門とする開業医師の多くが
参加する会です。

特別講演「感染症2013」
県立広島病院院長 桑原正雄 先生

これを聞いておけば、
今 問題になっている感染症、近い将来問題になる感染症の
基本的知識を概観することが出来ます。
今話題のダニによる死亡についてのレクチャーもありました。

今回は、新型インフルエンザの話題のみご紹介します。

新型インフルエンザとして一番可能性が高い、と
警戒されているのは H5N1です。
基本はトリインフルエンザです。
死亡率が53.2%であり、人類にとって非常に脅威です。
しかし、
そう恐れなくてもいいかもしれない、という情報も出てきています。
発病後3日目までにインフルエンザ薬で治療を受ければ
死亡率は6.3%だ、ということが判明したのです。

諸外国では、国民皆保険制度ではありませんので
少々の発熱では受診しないことも多いです。
受診も、もちろんインフルエンザの検査も治療も
よほど重症で受診しない限り施行されません。
治療開始が日本より遅いのです。

日本では発熱すればすぐ受診し、検査を受け、
治療を受けることが出来ます。
世界中がうらやむ医療制度が日本にはあるのです。
H5N1新型インフルエンザが登場しても
日本の死亡率は諸外国よりかなり低いことが期待できます。
といっても、6%の死亡率はあるのですけれども。

H5N1以外の新型インフルエンザ候補もあります。
・H3N2v 豚インフルエンザです。
アメリカでは、豚と接触のない人にも患者が出始めています。
つまり、人から人への感染がはじまっている、と解釈できます。
死亡率がそう高くないのが救いですが、要警戒です。
・H3N8 鳥インフルエンザなのですが、アザラシ大量死というのを引き起こしています。
アザラシも哺乳類。ヒトも哺乳類。
つまり、ちょっとの変異で人にも感染をはじめるかもしれない。
その場合にはヒトの死亡率も高いかもしれない。
・H7N3 メキシコで鳥大量死をおこした鳥インフルエンザです。
昨年、メキシコで緊急事態宣言が出されたウィルスで
鳥の死亡率が高く、要注意です。

コンパクトな講演で、とても勉強になりました。

博多一番どり あらい千田店
ねぎま、肝など
とり肝串もおいしいですねえ。
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★インフルエンザ情報
2月5日付、広島市では12校の学級・学年閉鎖が出ています。
現在流行はA型が主ですが、少し頭打ちかもしれません。
B型が急激に増加しています。
これまではA型B型の比率が4:1程度だったのですが、
最近では2:1程度になっています。
シーズンで2回インフルエンザにかかることもありますので
用心してください。 インフルエンザ情報

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