注射抗菌薬が手に入らない
昨日も昼間は暖かかったですね。
朝や夕方からは風が吹いて寒かったですけれども。
今日は最低気温はもっと低い予報です。
月曜頃からはもっと寒くなる予報です、用心しましょう。
さて、
抵抗力の弱い高齢者などでは、
カゼやインフルエンザをこじらせて 肺炎をおこしてしまうことがあります。
細菌性の肺炎になると 抗菌薬・抗生物質による治療、ということになります。
しかし
高齢者は 内服薬がちゃんと飲めるとは限りません。
そうなると 抗菌薬の点滴注射による治療が必要です。
ところが
注射の抗菌薬・抗生物質が、手に入らない事態がおこっております。
医療関係者にオススメのサイトとしては
「感染症診療の原則」というブログがあります。
https://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/388fb83b1488c976ea117a28dfb1baad
そのサイト等にて、もう何か月も前から、必要な抗生物質が手に入らない状況が指摘されておりますが
ついに現場では 本当に手に入らなくなってきています。
製造・供給がないのですから、どうしようもありません。
基幹病院の抗菌薬・抗生物質 注射薬が無くなっては大変ですので
クリニックレベルには そうした薬はもう卸せません、という状況になってきました。
クリニックレベル、あるいは施設(老人ホーム等)では
もう「点滴で様子みましょう」
ということが出来ない、ということです。
内服薬で治療して、ダメなら入院紹介するか、看取るか、どちらかです。
「抗菌薬がない」なぜ医療現場は苦慮するのか
日経ビジネス 2019年9月26日
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/092000702/
日本のメーカーは、製造から撤退しています。
薬価がどんどん下げられて、作っても儲からず、赤字になるから、という記事です。
財務省は、医療費削減を強要しています。
薬価はどんどん下がります。
薬は、安ければよい、メーカーがつぶれようが撤退しようが、知ったことじゃない、のでしょうか?
日本国民に必要な物すべてを 外国産にゆだねても よいものでしょうか?
必要なものは国内で生産できる体制を維持するほうが よくないですか??
米だって野菜だって 全部 中国産を輸入すればいいじゃないか、とは 思わないですよね。
ユニ〇ロ の 外国産の服がなくったって、生き死にの問題にはなりません。
しかし食糧や水、基本的な治療薬については 不足すれば 生き死にに直結します。
物には適正な価格がある、と 思うんですよ。
人件費も含めて、ですけど。
よろしければクリックお願いします。はげみになります。
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。
それと
熱、咳や下痢のある人は
高齢者施設や病院などにお見舞いには行かないよう お願いいたします。
コメントを残す