眠くなる薬が強い薬、ではない
朝のRCCラジオの天気予報で紹介されていましたが
火曜日に花粉の飛散が本格化したそうです。
それまで1平方センチメートルあたり1個程度だった花粉数が
一気に190個になったそうで。
ウェザーニューズ社の花粉地図を見ても
西日本など広範囲に本格シーズンにはいっていますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000343-oric-ind.view-000
さて、
花粉症の薬、鼻水を止める成分は抗ヒスタミン薬です。
主な副作用は眠気。
眠気がきたり、体がだるくなったりする副作用があります。
ですから、車やバイクを運転する人は服用してはいけません。
自分で市販薬を購入して使用される場合には、
まず説明書を必ずお読みください。
「運転してはいけない薬」を服用して交通事故をおこした場合、
裁判では必ず負けますよ。
知らなかった、読まなかった、というのは通用しません。
なかには
眠気がくる薬が強い薬=いい薬=と言う人がいますが、
それは違います。
薬の効果の強さと、副作用の強さは関係ありません。
眠気やだるさがくるようでは、日常生活に支障が出ますね。
また自分では眠気を感じていなくても
脳の活動能力は落ちていることが証明されています。
とくに運転手、学生、受験生などは
眠気のこない薬を使用することが大切です。
医薬品として眠気のこない抗ヒスタミン薬は2つしかありません。
アレグラ(R)とクラリチン(R)のみです。
医療機関で御相談ください。
他の薬を使用されている場合は、必ず薬剤情報提供書をよくお読みください。
眠気を避ける目的で、漢方薬を使用する場合もあります。
よく使用されるのは小青龍湯(しょうせいりゅうとう)。
ただし、小青龍湯は少し強めの漢方薬で
胃にこたえる人もけっこう出ます。
万人向けとは言えない漢方薬です。
体格・年齢などを考慮して処方してもらいましょう。
薬局で市販されている市販漢方薬は
一般的に医療用処方薬のおよそ1/3程度の量しか含まれていませんので
効果を期待したい人は医療機関で処方してもらいましょう。
今週の花 デルフィニウム、モモ、ドラセナ。
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