自然エネルギーにいくら支払うか
カープ、勝ってよかったです。
バリントンさまさまですねえ。サファテも素晴らしい。
この組み合わせでしか勝てないのが悲しいけど。
元気だして応援していきましょう。
電力会社の株主総会のニュース報道を見ていました。
そのなかで
「原発は電力量の30%なのだから、
自然エネルギーには出来ない。
原発を推進するしかない。」
という内容の発言をしている方がうつっていました。
すでに何年も前から、
自然エネルギーは原発の代わりになるか、
という試算はおこなわれています。
たとえば
日本学術会議東日本大震災対策委員会の「エネルギー政策の選択肢分科会」委員長 の 北澤宏一さんは
原発に相当する発電をすべて家庭用小型太陽電池でまかなうことは可能で
そのコストは1家庭あたり1日130円程度の増加、と述べられています。
日本記者クラブ会見
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2011/05/r00022661/
また
日本科学未来館ではトークイベントとして
原発に相当する発電をすべて自然エネルギーにおきかえると
1家庭あたりの負担増加は一日当たり110円程度であるとの
試算と、その根拠となる部分も公開しています。
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/110610146335.html
要するに
脱原発は技術的には可能。
あとはコストの増加を国民が受け入れるかどうか、
という現状なんです。
けして「原発に代わるエネルギーはないので仕方ない」
という状況ではないのですね。
電力会社の言っている嘘にだまされてはいけません。
(自然エネルギーが増えれば電力会社は損をする、という状況にあることをお忘れなく)
北澤さんのお話のなかで
世界の自然エネルギーへの投資額が2010年には20兆円になり、3年前と比べ5倍の増加。原子力発電推進に熱心とみられていた中国が、再生可能エネルギー投資で世界一になっている。再生可能エネルギーに対する熱が冷めている日本の投資額が、欧米諸国、中国、ブラジル、インドより下回っている─。
というのが出てきます。
日本のエネルギー政策は、原発に偏りすぎているのですね。
原発関連費用のごく一部だけでも自然エネルギーの研究開発費に振り向けることをしたら
状況はすぐに変わる、と思います。
まずは正しく知りましょう。
正しく知らないと、誤った判断をすることになってしまいます。
コメントを残す