薬物アレルギー
新型インフルエンザ情報
厚生労働省は今のところ途上国への譲渡や売却は考えていない、
解約交渉をすすめている、というニュースです。
2月24日0時51分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000001-mai-soci
うまく解約できればよいのですけれど、
海外の解約状況をみても
せいぜい3割、よくて半分というところです。
どうなりますか、注目です。
今週の花 モクレン、ツバキ
本日のお勉強
薬物アレルギー
どのように説明して検査をおこなっているのか
アレルギーの臨床 2009年12月号
帝京大学医学部 内科・呼吸器アレルギー 山口正雄先生ほか
要点
薬物アレルギーの診療で何より重要なのは問診である。
情報に基づき被疑薬を絞り込むとともに、発症機序を推測し、それに見合った検査を立案する。
患者にメリットがない検査は行わない。
安全薬については積極的にチャレンジして安全を確認する。
検査の必要性が少ないなら、敢えて検査を行わない選択もある。
「薬物アレルギー」だ、と言われる患者さんは少なくありませんが、
それが本当にアレルギーで二度と使用ダメな薬なのかどうか
はっきりしていないケースが大半です。
他に代替え薬があれば 原因とされる薬を避けておけば問題ないのですが、
基本薬剤で代替えがむずかしい場合には困ります。
血液検査でアレルギー反応が出れば簡単なのですが、
・薬物アレルギーの検査は保険がきかず高額
・このため疑わしい薬が複数あれば、非常に非常に高額になる
・薬によっては せっかく高額な検査をしても陽性率が非常に低い薬もある
という問題があります。
そうなると
チャレンジテストといって、
実際の薬剤を服用してもらって判定しよう、
という状況になることがあります。
でも、もし本当にアレルギーの原因薬であったら、
大きなアレルギー症状をおこす可能性があり、命がけの検査になってしまいます。
チャレンジテストは基本は大学病院で、入院で実施する検査、ということになりますね。
私たちクリニックの医師は
「この薬は疑わしい、この薬は可能性は低い」
という見極めをおこなうところまでが仕事になります。
アレルギーでお困りの方は、
アレルギー専門医に御相談ください。
日本アレルギー学会ホームページに
専門医一覧が出ています。
http://www.jsaweb.jp/
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