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西区でインフルエンザ流行、学年閉鎖も

2011年12月14日  

昨日まとめて6校の学級閉鎖の発表がありました。
西区では草津小学校、井口台シオン幼稚園、三篠小学校、鈴が峰小学校。
このうち鈴峯は学年閉鎖です。
ほかには安佐南区山本幼稚園、中区竹屋小学校です。

西区では、庚午地区で患者報告が多いことがわかっていましたが
周辺に広がってきました。
こうなるともう拡散・流行は止まらないと思います。
うがい手洗い咳エチケット、よろしくお願いしますね。
咳や熱のある人は、治るまで家で安静にしていましょう。
とくに病院や老人施設などへのお見舞いは行かないでください。
ほんとうによろしくお願いします。

本日のお勉強は 骨髄異形成症候群

アクア 広島センター街7F まつの屋
夕方からは1品280円の居酒屋タイムになります。
写真はねぎチャーシュー
P1020070.JPG

本日のお勉強
骨髄異形成症候群の薬物治療
日本医師会雑誌2011年10月号
東京医科大学血液内科 大屋敷一馬 先生ほか
要点
骨髄異形成症候群は高齢者に多く、年齢平均値は64歳。
約半数に染色体異常が検出される。
25~30%は白血病に移行し、治療に抵抗性である。
治療の基本は輸血依存からの回避と、白血病への移行を食い止めることである。
輸血依存に対してのステロイド治療の有効性は20%程度である。
実地医家は適切な時期に血液内科への紹介をおこなう。
***

貧血の原因はいろいろありますが、
中には生命予後がよくないものもあります。
この骨髄異形成症候群は、回復しないこと、白血病に移行すること、で
非常にやっかいな貧血です。
高齢者のことが多く、造血幹細胞移植という根治療法が出来ず、
輸血を繰り返すしかないのが実際のところです。

でも、在宅で輸血をおこなう、というのは
さまざまな理由で難しいことが多いのです。
私達も、輸血あるいは血小板輸血が必要な方は
やはり病院に依頼することが多いです。

いい治療法が見つかるといいのですが。

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