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認知症に人参養栄湯

2023年11月29日  

昨日は 広島市中区医師会 認知症研修会に参加しました。
WEB参加です。
要点。
認知症高齢者に漢方薬 人参養栄湯がよく用いられるようになっている。
認知機能そのものへの直接効果はないが、
食欲を出したり、フレイル改善の効果が期待される。
とのことです。

 

じつは、人参養栄湯というのは 緩和ケア領域では よく使用される漢方です。
癌による衰弱、食欲不振。
抗がん剤による食欲不振。
こういった際に 私どももよく使用しておりまして、使用経験は豊富です。

認知症分野で使用されるようになったのは最近で、もともとは緩和ケア領域での使用、と
講師の先生もお話されておりました。

 

進行癌の方に使われる漢方薬は 「補剤」という分類から選ばれ使用されます。
補剤というのは 弱った体調をととのえる薬です。
補剤も 何種類もあるわけですが、
たとえば人参養栄湯 と 十全大補湯 の使い分けについて、
私どもは使用経験を積み重ねる中で
「こういう状態の方には これのほうがいいな」というのを 感じ取ってきております。
本日のお話では
人参養栄湯 と 十全大補湯の最大の違いは 川芎(せんきゅう)という成分の有無。
人参養栄湯はフレイル高齢者向き、 十全大補湯は体力のある人向き、
という違いは 川芎(せんきゅう)による。
とのことでした。
私どもの「経験からくる使い分け」に 今回 学問的な裏付け理由を教わった、というわけです。

 

緩和ケア医というのは 癌患者さんばかりを診療しているわけではありません。
多くの認知症の方も 診療しています。
癌領域での漢方の使用経験などが 役に立っておりますよ!
「すべての人に緩和ケアを! いつでも、どこでも、誰にでも!!」
もちろん、認知症の方にも、です。

 

日曜日は 帝釈峡に行かず、海岸ドライブ、刺身定食の旅でした。
行ったのは 三原市 ウオトシ
https://tabelog.com/hiroshima/A3404/A340303/34006480/

前回、今年2月のエキマエ神明市で三原に行った際に ウオトシさんに立ち寄ったのですが、
目的の刺身定食はおろか、ほぼすべて売り切れ状態で、かれい南蛮漬け定食(白飯)しか 食べることが出来ませんでした。

今回は 刺身定食リベンジの旅なので 開店10分前に 並びました。一番のり!
開店までに10名ほどが列を作りました。
人気店ですね。
刺身定食、ご飯は鯛めし。
飯が選べるのが いいですね! 鯛めしが食べられて シアワセ!

最初の客 8名、全員が刺身定食を注文しました。
次のご夫婦は あじフライ定食。
そのあと一人でやってきた超高齢女性(地元民と思われる)は かれい南蛮漬け定食。
とくにメニューも見ずに注文されているので きっと常連さんでしょう。
刺身定食は値段が高いですので、地元民は普通の定食なんでしょうねえ。
地元に愛されるお店、おいしいです。

 

神明市、来年2024年は 開催決定です。
2月の9・10・11日です。
また酔心の限定酒を買いに行きましょうかね!

「日本一の大だるま」が復活 広島・三原の神明市 4年ぶりに開催へ
TBS NEWS dig 2023/11/28
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/862629

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