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認知症に気づく その2

2014年04月18日  

昨夜のカープ、打線がよかったですね。
相変わらず忙しいのでテレビ見ることはできなかったですけれども。
見ることができた人は、楽しい試合だったでしょうね。
そのカープですが
打率も打点もリーグ最下位です。
そのかわり、失点も防御率もリーグ最少です。
投手陣がいかにがんばってきたか、ということですね。
これからは打線にがんばってもらいましょう。
14年ぶりの貯金6だそうで。
今日からの横浜戦で、貯金を殖やしていきましょう!

さて、認知症。
徘徊など迷惑行動・問題行動があれば
周囲は 最近おかしいぞ、と気づきますね。
しかし、徘徊する人は認知症の一部であって
逆に「閉じこもり」になってしまう人もあります。

たとえば
○○の会に行きましょう、
とか
孫に会いに東京に行きましょう、
と誘っても
「私は今回はやめとく、留守番しておくから」といった具合です。
本当は楽しみにしているはずなのに
外出をしなくなるケースがあるのです。

理由を聞いてみても、おかしな返事が返る訳ではありません。
疲れているから、とか
もっともらしい返事です。
ああ、そうなの、と納得してしまいがちです。
でも
ここでちょっと注意が必要。
アルツハイマー型認知症の方については
「取り繕い」という特徴的な行動がみられるのです。
自分が出来なかった事、しない事の理由として
もっともらしい理由をつけてその場を取り繕うのです。

もう少しよくよく検討してみると
外出を嫌がる理由が思い当たる場合もあります。
目的地までの切符を買い、
バスや列車に乗る、ということが
認知症のためにむずかしくなっている方もおられます。
ときに尿の失敗があり、そのために外出しなくなる方もおられます。
でも、
その段階でも御本人のプライドはあります。
バスの乗り方がわからなくなったから外出できない、とか
尿を失敗したことがあるから外出したくない、とは
おっしゃいません。
疲れているから、とか
もともと外出は好きじゃないから、
とお返事されることも多いのです。

このような状況が考えられますので
たとえば
「孫に会いに東京に行きましょう」と誘った時に
「私は留守番しておくよ」という返事が返ってきたなら
たとえば
「花見に行きましょう」と誘った時に
「疲れているから行かない」という返事が返ってきたなら
もしかしたら認知症かも
と疑って ほかの状況にもよくよく目配りしてみましょう。
閉じこもりタイプの認知症に気づけるのは
多くの場合 御家族だけなんですよ。

そして
そう言えば、認知症かもしれない症状が最近みられるなあ、
ということであれば
早めに認知症対応医療機関を本人と一緒に受診しましょう。

今週の花
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