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誤嚥性肺炎、および それによる死亡

2023年12月6日  

昨日は 曇り・雨で、寒かったですね。
午前1時にお看取りがありましたので 出動しましたが、
かなり寒かったです。
厳寒の服装で 出かけました。

 

さて、
高齢になると 認知症になる人が増え、自宅で無理となれば 施設入所となります。
家族で最期まで介護せよ、というのは 無理な時代なのです。
また
高齢になると、あるいは死が近くなると、食べられなくなってきます。
飲み込みも悪くなってきます。
つまり 誤嚥性肺炎も増えます。
それが元で死ぬ場合も増え、高齢者の死因6位が誤嚥性肺炎です(2022年の統計)。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/dl/gaikyouR4.pdf

 

誤嚥性肺炎、および それによる死亡というのは 高齢者なら誰でも起こりうることなのです。
どんなに用心ぶかく注意していても、防げるものでは ありません。
誤嚥性肺炎をおこす時期というのは 死期が近いという覚悟が必要です。

死期が近い人が亡くなられたとして、 誰に責任があるというのでしょうか?
損害賠償や 慰謝料というのが 発生する状況なのでしょうか?
もちろん 逸失利益なんてのは ゼロ円なんです。
むしろ
長く生きれば生きるほど 御家族の経済負担総額は 増加する場合もあります。
本人の年金が少ない場合には 家族が補てんするしか ありませんよね。
悲しいことですが、御家族から
「早う死にゃええのに」という発言が聞かれる場合も 珍しくはありません。
経済的負担に追い詰められた御家族にとっては それがホンネという場合もあるでしょう。

 

そのような状況のなかで
驚愕の判決が出ました。
医療・介護の現場は これで 相当に萎縮していくでしょう。

「90代誤嚥死に2365万円賠償判決」に医療・介護界騒然…現役医師「訴訟回避の胃ろうで寝たきり老人が激増する」
「食事をうまく飲み込む力がない」とは自然な老化現象であり、寿命だ
PRESIDENT Online 2023/11/16 筒井 冨美 フリーランス麻酔科医、医学博士
https://president.jp/articles/-/75853

 

介護従事者は なんとか少しでも多く おいしく召し上がっていただきたい、と
いっしょうけんめい食事介助しています。
食べられる食事形態とし、時間がかかっても食事介助をおこなっているのです。

もちろん、
誤嚥させてやろう、早く死なせてやろう、 なんて 思っていれば それは犯罪です。
基本的には そのような人は 医療・介護業界にはおりません。
(もちろん例外はあります。)

平均寿命をはるかに超えた超高齢者が 誤嚥をおこし 亡くなられた。
自然なことです。
いったい、どこの誰が悪い、というのでしょうか。
全国の医療・介護従事者は これはトンデモ判決だと 思っています。

この判決が確定するようだと(判例として残るようだと)
今の介護事業としては 成立しなくなります。
介護事業者は赤字の所も多く、2000万円の賠償となると 倒産するしか なくなります。

対策としては以下が考えられます。
1:嚥下機能の低下した高齢者には 全員に胃瘻を作成する。
訴訟を避ける目的での胃瘻作成が急増することでしょう。
本人の意思は問われなくなります。
胃瘻なんて したくない、という御本人の思いがあったとしても。
2:嚥下機能が低下した高齢者は 施設では看ません、家に連れて帰ってください。
高齢者の誤嚥は 避けられません。
ベテランの介護者が担当したとしても 嚥下機能が回復することはありません。
訴訟リスクを避けるためには、
この状態の方は 施設では引き受けない、というしか ありません。
家に帰って下さい、ということになります。
そうなると
御家族が 仕事をやめて 付きそうことになります。
食事介助も御家族がおこなうことになります。
しかし、「介護のプロ」がおこなっても誤嚥するのですから、
介護シロートの御家族が介助すれば 誤嚥リスクはもっともっと高いです。

提案としては
平均寿命を超えた高齢者に対する医療・介護は
「悪質な故意」をのぞいて 免責される、という立法が必要と思います。

 

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