身近な入院施設
雨ですね。
花粉症や、黄砂に悩まされている人は
今日はちょっぴり安堵しておられると思います。
3月3日・4日にかけて
PM2.5も黄砂も中国地方は「多い」予測です。
九州北部や四国では「非常に多い」となっています。
御用心ください。
さて、
昨日は、地域の ある診療所の内覧会に出席してきました。
そこは、このたび「入院病床」を持つことになったのです。
入院ベッド数が20以上のものを「病院」と呼びます。
19床までのものは「病院」とは言わず
「有床診療所」と呼びます。
病院については、機能ごとに再編されています。
高度急性期病院(脳卒中や心筋梗塞など救急車をどんどん受ける病院)
急性期病院
回復期リハビリ病院あるいは地域包括ケア病床
そのあとは
在宅に復帰するか、施設に入所するか、です。
療養型病床というのは、今後どうなるか、まだよくわかっていません。
在宅診療をやっていると
ちょっと(短期間)だけ入院を、
と思える病状となることも けっこうあります。
1週間だけ入院して点滴しましょうか、等。
しかし、認知症が高度の方の場合などは
地域の基幹病院に入院をお願いするほどでもない、
入院したら認知症のため病院に迷惑をかけてしまうだろうな、
ということもあります。
そういう時には
近隣に、ちょっとした入院施設があれば みんなが助かります。
遠くの基幹病院ではなく、地域に、近くに入院施設があればいいですね。
一時は、有床診療所はすでに役割を終えた、と
思われておりまして
有床診療所は次々なくなってきています。
しかし
今後は「地域での身近な入院施設」として
再評価されてくるものと思います。
ちょっとだけ入院して検査/点滴してもらいましょう、
○○クリニックにお願いしてみましょうか?
という状況が
今後は多くなる可能性があると思います。
病院ではなく、有床診療所に入院、という選択肢があることも
どうぞ知っておいてください。
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